【感想・ネタバレ】オケ老人!のレビュー

あらすじ

「ちょんまげぷりん」作者が描く平均年齢世界最高齢(?)のアマオケ交響曲!

老人ばかりで構成された平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が丘交響楽団」(略称・梅響)に、ひとりの高校教師・中島が間違って入り込んでしまったところから物語は始まります。
彼は、全く演奏など論外のはずの土下手くそな「オケ老人」たちのなかで勿論一番若く、力も備わっていると目され、いきなり指揮者になってくれと皆から懇願されます。
その後、彼が本当に門を叩きたかった同じ町にある人気のアマオケ「梅が丘フィル」(略称・梅フィル)との確執、梅フィルの怜悧で完璧主義のコンマス・大沢が熱望するロシアの人気指揮者・ゴルゴンスキーの来日騒動などを経て、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩にまで話は大きく展開していきます!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

スパイいるかなぁ、と思いながら読みましたが、なんかいい感じに沁みて行きました。
最後、コンサートで、奇跡が起きてパーフェクトに終わるのではなく、あ、ミスった、でもふんばった! いいよ、いいよ、それが味だよ!って…
涙出ました。
主人公があぶらげかっさらわれるのも、スパイが息子になっちゃうのも、なんかもう、柔らかくてあったかくて。
心地好いです。

0
2022年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白いタイトルにひかれて手に取った本。
もちろん、「オケ老人」は「ボケ老人」のギャグでもある、多分。
内容は、老人だらけで下手くそな歯抜けのアマオケに間違って入団してしまったヴァイオリンを趣味でひく数学教師が主人公。
とにかく登場人物たちがとても魅力的で最後まで一気に読ませる。読後に明るい気持ちになりたい人にはオススメ。
あくまでもエンタメ小説なので、そこには誰もリアリティを求めていないのを承知で一言、プロでも難しい暗闇で演奏するという離れ技、半年でこんなに上達できるものかねぇ、知らんけど。

0
2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2020.6.2
次の瞬間、ホールがはじけた
この一文にしびれました。
オーケストラの個性あふれるメンバーが、暗闇で解き放たれたように演奏している姿を想像すると
胸が熱くなりました。
ロシアの諜報員は必要あったか…??

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2020年06月05日

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