あらすじ
手のひらの上に命の重さを感じて。
チアチアチアリー……ぽぴぴぴぴぴ……
「ハーイ、元気にしてたか」
朝起きると日本から届いたばかりのメールをあけて読む。
アメリカ東海岸の朝の七時は、日本の午後八時だ。
わたしは、日本にいる大親友とメール文通しているのだ。
そして、わたしたちは「小鳥の会」を結成している。
主人公の少女は、サンクチュアリでアルバイトをしながら、生きものの死と直面することで成長していく。
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Posted by ブクログ
アメリカに住む千歌と日本に住む絵里奈はステップファミリー。二人の関係がなんとも良い。野鳥が好きな二人のメールには鳥の話題がたくさん出てきて、鳥好きには楽しめる。鳥の英名と和名の紹介もおもしろい。
渡り鳥で季節の巡りを感じ、子育ての姿に感動する。鳥の囀りの不思議。
『野鳥の魅力は、人の手で触れないこと。偶然、ほんの一瞬しか。だから見ることができた人は、幸運に恵まれた人』うん、分かる分かる。
千歌は、夏休みに動物の保護団体にボランティアで参加し庭鳥の世話を体験し、指導者ボブの影響を受ける。『庭鳥は友だち。友だちは友だちを殺して食べない。これがやさしくて美しい人間のすること』と。千歌はチキンを食べないと決める。
う〜ん。このセンテンス、
この本を読む多感な思春期の子どもをある方向に導いてはいないか?とても不安になる。
『全ての命に意味がある。意味と存在意義と存在価値が』
心に沁みる大切なフレーズが散りばめられている。
その中に『食べない』が自然に入り込んでいることがこわい。
成長期の子どもに動物性タンパク質は必要だし、人間として自然な事だと思う。
親を理解しようとする姿や、恋への憧れ、愛犬の死へと話が進む。なんだか盛りだくさんだな。あれ野鳥の話は?