あらすじ
恋した人は強くて、静かで、そして凛々しい騎士――。亡国の王女として軟禁されたミカエラは、監視役の騎士イヴァンと共に過ごすうち、秘められた優しさに惹かれてしまう。憎むべき仇の娘なのに、なぜ大切にしてくれるの? 片思いだと知りながら、想いを抑えきれない。私は旧王族として処刑される運命。これは幸せになれない恋。しかし彼との政略結婚の話が持ち上がって……。
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Posted by ブクログ
狂った王によって戦争が引き起こされ、残された第三王女のミカエラと、主君を殺された騎士であるイヴァン。どう考えてもうまくいくはずがない設定なのに、王のせいだと、いきなり友好的な態度になったのは、どうかなぁとまず思いました。
そこから、誰も望んでいないのに、責任を取るから処刑してと繰り返すミカエラには、ちょっとしつこいなぁって思いましたけど、「死んじゃう」とか言ってるミカエラに「死なねえよ」とイヴァンが返答してたり、初夜のあとの食卓で話すことではない話を自分からふって、墓穴を掘ってたりと、後半は、ちょっとだけ面白くなりました。
ただ、イラストのイヴァンが怖いです。
目が怖くて、かっこいいと思えなかったのは残念。