【感想・ネタバレ】よその島のレビュー

あらすじ

長く人生を共に歩んでも、一緒には辿り着けない場所がある。
人は、自分にだって嘘を吐くのだから――

七十代で離島へ移住を決めた芳朗と蕗子夫妻。友人の野呂と三人の共同生活は順調に滑り出すが……。

「たとえ殺人者でも、僕は妻を愛している」「そう、彼はおかしな顔で私を見ていた」
それぞれが抱える秘密、溶け合う過去と現実、倒錯する疑心と慈愛。
この島で彼らは何を目にし、何を知ることになるのか?

やがて謎が解けたとき、景色はがらりと反転する。
ミステリアスに展開する長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どうすれば井上荒野の小説に出てくる妻たちのような境地に辿り着けるのだろうか、と結婚生活を送る仲でよく考える。認知症を患う夫の中で、彼の妻はすでに死んでいることになったとき、私は蕗子のような受け答えができるだろうか。

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2024年07月30日

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