【感想・ネタバレ】胸の香りのレビュー

あらすじ

ある日、入院先でふとすれ違った人に懐かしい匂いを感じた。あれは亡き夫の体から立ちのぼる、忘れがたい独特な香り。なぜ他人の体から同じ香りが…表題作。夫の不義理から、失望のあまりアルコールにおぼれ醜態を晒す母。そんな母にも譲れないプライドがあったことを、一人息子が知り…「しぐれ屋の歴史」。男と女、母と子、人それぞれの愛憎と喜び、哀しみを陰翳深く描く。長篇作家のイメージが強い著者が20年間に書いた36本の短篇のうち、珠玉の7篇を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 宮本輝 著「胸の香り」、1999.7発行。人生の陰翳を描いた短編が7話、収録されています。どの話も読み応えがあります。私は、第3話の「さざなみ」と第7話の「道に舞う」が強く印象に残りました。
 宮本輝「胸の香り」、1996.6発行、7話が収録。リスボンで再会した男女の話「さざなみ」がお気に入りです。乞食で盲目の母親と幼い少女の物語「道に舞う」は強く印象に残りました。

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2020年12月13日

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