【感想・ネタバレ】フォー・ユア・プレジャーのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

花咲慎一郎シリーズ第2弾。

今回もまた、人探しから麻薬の売人が浮上してきたり
恋人の理紗さんが行方不明になってしまったり、
赤ちゃんが緊急入院することになったり、
さらには、元同期の命を懸けて、春日組の大幹部・山内から殺人事件の犯人探しを引き受けることになってしまったり…。
自分の命だけでなく、友人や園にまで被害が出てしまうかもしれないリスクを背負いながら、東京中を必死に駆け回るハナちゃん。

ほんの、2.3日の間の出来事だけど本当にいろんな事が起きていて、にこにこ園の子供たちが安心して眠っている間にも、不倫、麻薬の取引や銃撃戦、人が死ぬこともある。色んな人の人生や関係性が垣間見れたり、読み進めているうちに思わぬところであの人とあの人が繋がっていたり。世間は狭いなぁなんてちょっと面白く感じてしまう反面、そんな出来事は実は気付かないだけですぐ近くで行われているのかもしれないと思う怖さもある。

最後の方で、
奥さんが出て行ってしまい、生後間もない1人娘連れてにこにこ園を訪ねた父親にハナちゃんが言った言葉、「出来るんだ。」色んな修羅場を潜り抜けてきた直後だからこそ、この一言には重みと説得力がある。もう格好良すぎ…!



山内練の出番が前回よりも結構多くて嬉しかったです。
アメリカのパーティジョークを話して大笑いしてたりジーンズと裸足にスニーカーなんてカジュアルさも見られたりしてちょっと驚き。女も男も惹きつけるカリスマ性は相変わらず健在で、片腕にするほど信頼していた部下を笑いながら半殺しに出来る所など誰よりも残忍な所はあるけれど、何だかんだハナちゃんの事を気に入っていて懐が広いところがやっぱり好き。

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2018年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は4。

内容(BOOKデーターベース)
園長探偵・花咲慎一郎 今回も危機一髪!
無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。その上、最愛の女性・理紗が行方不明に……。 次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!? 読み始めたら止まらない傑作シリーズ第2弾、待望の文庫化!

最後は全て解決!と分かっていてもあっこっちの事件が絡みすぎて途中とっ散らかった感が。
今回の花咲の命をかけた調査が組長の女たちの我が儘からだったとは何とも因果な世界だ。
最大に印象的だったのは若頭山内。意外とお茶目で少々の情あり。それでも、本物のヤクザにはこんな人間的な部分は皆無だろうなぁ~
相変わらずピンチに漏らす花ちゃんの投げやりな言葉は良いセンスしている。

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2017年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花咲シリーズ第二弾。
たくさんの事柄、人物が混ざりあって
ねじれあって、最後に全部が一本の糸になる。
なんだかその感じが爽快。
それぞれのキャラクターの良さもそのまま。
第三弾も読む予定。

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2012年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

理紗の義理妹の妊娠とストーカー騒動。
一度関係した相手(アゲハの入れ墨入り)を探してほしいとの依頼。
警察にいた時の同期。今では練ちゃんの右腕。
にこにこ園を訪れた、子育ては妻にまかせきりだったのだが、妻がいなくなったので困ってる風な男。
そして、ヤクザ幹部の松坂と情婦ミミちゃんが殺される。
同期斉藤はヘマをしたとのことで、練ちゃんに半殺しの目に会わされる。
そんな彼を救うため、松坂殺しの犯人を捜し出すことになるハナちゃん。

いいんだけどさ、みんな関係しちゃってるんだよね。
義理妹の妊娠相手→にこにこ園を訪れた男
依頼者は検事、アゲハ入れ墨入りは厚生省。
ストーカーは殺人者。

ストーカーとしてしか生きられなかった池上。
ストーカーに至るまでの道って、こういう感じなのかな。

その綺麗な顔が、醜く歪むところがみたい。歪ませたい。
が、ハナちゃんが練ちゃんに思うところ。

全部読もう。

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2013年04月20日

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