【感想・ネタバレ】定年ゴジラのレビュー

あらすじ

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私もこの3月末で定年退職でした。
だから、手に取ったというわけではないのですが・・・

本書の主人公たちは、60歳での退職でしたが、私は65歳になりました。
主人公たちの行動が今の自分にも近いものと思えた。

何のために、通勤時間をかけてまでマイホームのためのニュータウンに住まなければならないのか?
いずれ、子供たちは、成長し、巣立ってゆくのに・・・

それでも、男たちは、家族のためそして自分の為に頑張ってきたのだ。
そんな定年ゴジラたちの日々が綴られていた。

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2019年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重松清さんの24年前の作品を読みました。タイトルまま。東京郊外のニュータウンで定年を迎えた4人のおじさんを軸に、さまざまなストーリーが描かれています。とはいっても、おじさん達だけの内容ではありません。それぞれの家族とのやり取りが丁寧に描かれていて、パートナーや子どもとのコミュニケーションについて考えさせたり、共感するシーンも多いです。特に、主人公である山崎さんと奥さん、2人の娘さんとのやり取りは心に響きました。4人のうちの1人、野村さんの破天荒なキャラも大好き。ふうまん、雪かきのシーンも印象的でした。

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2025年05月12日

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