【感想・ネタバレ】末世炎上のレビュー

あらすじ

豊かな髪を持つ美貌の娘、髪奈女。記憶を失った髪奈女を拾い上げた、うだつの上がらぬ役人、橘音近。名門に生まれながら、無為に遊び暮らす在原風見。付け火に怯え、末法思想の蔓延る平安京で、大掛かりな政治的陰謀に巻き込まれるなか、三人は、ぎこちなくも、自らの生きる道を選び出す。傑作時代青春小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

貴族の男共に拉致され、そこで起きた出来事から記憶を失った極上の髪を持つ貧民とうだつの上がらない役人、空しさを苛立ちに変える貴族の青年。この三人の視点から描かれる応天門の火災の再現。
ハッピーエンドかはともかく、ラストは爽やかで割と好きでした。
ただ、髪奈女という存在はこの話では割と適当な扱いを受けているような、という印象があったのが残念。
男二人があっさりと彼女を手放したのはそのせいだろうなと思うと、余計に寂しくなります。

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2011年08月07日

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