【感想・ネタバレ】ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診るのレビュー

あらすじ

ハーバード大学医学部准教授による現代社会への処方箋
炎上や論破ゲームに乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち戻り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、三人の子供を育てる母親の立場から考える希望の書。

プロローグ 妊婦のワクチン啓発で気づいたThemとUs
第Ⅰ部 炎上はなぜ起きるのか
第1章 脳科学で考える炎上のメカニズム
第2章 炎上への処方箋
第Ⅱ部 差別と分断を乗り越えるために
第3章 子どもに学ぶ同意とアドボカシー
第4章 マイクロアグレッション ムズムズした気持ちに名前がつくことで
第5章 アメリカ社会の差別から学ぶ アジア人男性とハリウッド
第6章 ベトナム帰還兵との対話 ThemとUsは簡単には分けられない
第7章 沈黙を破る 「沈黙は共犯」の後で
第Ⅲ部 女性小児精神科医が考えた日本社会への処方箋
第8章 子どものメンタルヘルスに向けられる偏見に打ち勝つ脳科学
第9章 女性を苦しめる労働環境は男性をも苦しめる
第10章 「母」への眼差し、女性の身体の自己決定権
エピローグ ラジカル・アクセプタンス ソーシャルジャスティスを育てるために

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Posted by ブクログ

ネタバレ

差別的表現のある過去作品を、排除するのではなくあえて注意喚起した上で未来に残していく、というのは、過去と現在での社会の価値観の変化を議論する機会としてとても良いと思った。

差別は差別される側にとってだけの悪ではなく、差別する側に回り回ってマイナスになる。
(過去の行動を振り返っての憂鬱感など。)

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2023年09月23日

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