【感想・ネタバレ】人は見た目が9割のレビュー

あらすじ

喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。すべてを左右しているのは「見た目」だった! 顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門。

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慮

衝撃的なタイトルで,読む前は抵抗を感じた。
しかし,想像していたような,容姿の良さを重視する内容ではない。
大人としてのマナーや身だしなみ,人への配慮について,今一度考えさせられる。

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2020年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中野信子さんの自分を大事にしていないのなら他人からも大事にされないという趣旨の言葉を聞いて、その例としてボロボロの車と新品の車、どちらなら蹴っ飛ばしていいかというときに前者を選ぶ人が多いという話があった。この話を聞いて外見というものについて考えを巡らしたいと思い、たまたま出会った一冊。

視覚情報や外見などのノンバーバルな情報から得られる部分があるのは事実だし、人間は中身という言葉があるけれども、結局外見という情報が先行して入ってくることは否めない。だからこそ、内面だけでなく外見にも気をつかうこと、もっと言うとフィーリングや五感的な部分に気をつかうことが大事だと学んだ。もちろん、過度に周囲の目を気にしすぎる必要性はないだろうが、一方で人間は集団で生きる生き物と考えたときに排除されないようにうまく振舞うことや出る杭にならないことも大事なのかなとも思う。これが多様性という部分とどう折り合いをつけていくのかが個人的には楽しみであり見ものかなと。

本書は浅く広くのような印象を受けた。個人的にはもっと具体的にもっと深く掘り下げてくれると面白いと思った(まだそこまで研究が進んでいないのか、2005年発行ということが影響か)。演劇や漫画の話が出てくるが、それが日常生活等と繋がりが薄い印象があった。点は提示されているものの、線になり切らないイメージ。そもそも伝統が必ずしも日常とリンクしていると言い切れるのか?趣向品は趣向品として成り立っているだけの話で日常生活とは一線を画すものなのか?続編が売っていたので、もっと深堀していることを祈る(読むかはわかりません)。

「人を外見で判断しても問題ない。ごくまれに例外がいるのみである」というフレーズがあったが、これをもとに考えたことは、偏見や第一印象、フィーリングなどはなくしちゃいけないと思った。偏見は良くないなどが言われる世の中であるが、もちろんそれも事実だと思うが、本能的にそして経験則的に持つのが偏見である。それを例外がいるという理由だけで、持つべきではないというのはおかしな話だと思う。ならどうしたらいいのかというと、持論としては、偏見があるのが第一でそのうえで例外を想定することが大事だと思う。

最後に感じたこととして、効率、タイパ、コスパが重視される現代において、本書でいうのなら”間”などのいわば非効率的なものをあえて取り入れることの重要性を感じる。あえて遠回りしてみる、あえて手間のかかる事を行ってみる。これこそが人間にとっての趣であり、人生を豊かにさせるものではないのかと考えている。一見無意味に思えることに没頭してみるのもいいのかもしれない。

0
2026年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

見た目、というのでまず最初に顔の造りやファッションのことかと浅く考えたが、実際は表情や仕草、目線、間のとり方など、言葉以外のほぼ全てのコミュニケーションについて広く書かれていた。演出家や漫画家として独自の視点から描かれているものも多く、日頃の舞台でいかに「それっぽく見せるか」と作者が普段から意識している表現技法を元に書かれていて面白かった。

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竹内一郎氏による著作。
劇作家・演出家・漫画原作者1956年福岡県久留米市生まれ。
1981年、横浜国立大学教育学部心理科卒業。2005年、九州大学博士(比較社会文化)
本書は2005年10月20日発行。

マンガ論、表現論も言える内容。
また直接は関係ないが、題名の重要さを教えてくれる本となっている。
人は見た目が9割。
本書の内容以上に題名が良い。
手にとってもらう、気がついてもらう為にいかに良いタイトルを
つけることが出来るかどうか。

言葉は重要ではあるものの言葉以外の情報からも多くものを
人間は伝えているのである。

アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士の実験結果
人が他人から受け取る情報の割合
顔の表情55% 
声の質(高低)、大きさ、テンポ38% 
話す言葉の内容7%

コミュニケーションの主役は言葉だと思われがちだが、それは大間違いである。
人は能力や性格もひっくるめて「見た目が9割」といっても差し支えないのではないか

「本をたくさん読む人」が「たくさん勉強している人」という錯覚が生まれる。
「本をたくさん読む人」が必ずしも「情報をたくさん摂取している人」ではないのである。
私達は「本をたくさん読む人」の中に、人望もなく、仕事もできず、社会の仕組みが
全く理解できていないと思える人がたくさんいることを知っている。

演出家は「ヒゲ」を基本的にコンプレックスの表れと見る。
自分を実際よりも上に見せたい心理はヒゲに表れる。
ヒゲは周囲に威圧感を与える働きがある。
逆に言えば、そうした小細工をしないと周囲を威圧できないという意識がどこかにあるといえる。

いくら好きでも、もとは他人なのだ。
自分一人の空間も必要だ。
そうしないと恋愛感情とは別のところで、精神的に持たない。
私は、半同棲生活を始めようとする学生には「二間以上の部屋」を
推奨している。パーソナルスペースを確保せよ、と。
喧嘩した時には、人は相手の顔を見たくないものである。
そんな時、相手の顔が見える状態ではストレスは募るばかり。
若い人が恋を成就させたいのなら、あまり離れてはならない。
また、近づきすぎてもいけない。

書物による知識も大事だが、同じように、巷を見渡すことで
習得していく知識も無視できない。
→個人的に暗黙知とこのノンバーバルコミュニケーションは
 関係があるように思えた。

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2023年06月13日

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