【感想・ネタバレ】点と線のレビュー

あらすじ

ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しかしたどり着いた容疑者には疑う余地のないアリバイがいくつもあった。同時刻に北海道にいたという鉄壁のアリバイ――東京駅で1日に1度しかない、たった4分間の空白――時刻表トリックを用いた元祖とも言われる作品で、空前の推理小説ブームをまきおこした傑作。松本清張の代表作であり、ミステリ名作中の名作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔読んだ「点と線」、有名な東京駅の4分間の見通し。一体どんな話だったのだろう。 積読整理中なので読んでみた。博多の志賀島には数年前に行ったがそこが舞台だったのかと感慨も一入だった。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

志賀島の手前で発見された心中死体は料亭で働くお時と、汚職事件で摘発された政府役人で課長補佐の佐山だった。

佐山は一人で旅館に泊まり、5日後に女性の電話で出かけてそのまま死んだ。
二人連れを見かけた人は女性が「ずいぶん寂しいところね」と言っていたという。

ベテラン刑事の眼に心中というには少し不審な点が感じられた。東京駅で目撃された二人連れなら食堂車の領収書が「お一人様」となっていたのはなぜだろう。
鳥飼刑事は状況を確かめようと足で調べ始める。

東京から知能犯捜査係警視庁捜査二課の三原警部補がやってくるが、ベテラン鳥飼刑事の勘と執念も生きている。

そして、この事件は警視庁の三原警部補の捜査に移る。
三原は4分間のホームの見通しについて調べを進める。あまりにこの偶然の出来事は出来すぎではないか。しかし事件当日にホームで目撃された安田は、北海道にいたという鉄壁のアリバイがあった。
病弱な安田の妻の随筆から彼女は「時刻表」の愛読者であることが明らかになり、疑惑が深まっていく。

すっかり忘れていたストーリーも、ところどころ思い出し、事件の解明が進むにつれて充分に楽しんだ。 やはり名作。

時刻表を見て旅に出た気分になっていた頃には、旅立ちの前にワクワクして時刻表で旅行の計画を立てた、わずかな時間で乗り継ぎをしたり、朝着いた知らない駅で顔を洗ってバスを待ったこともある。そんな私たちの世代には懐かしい作品だが、手軽なパック旅行が手に入るこのごろ、既にない4分間の見通しが鍵のこの作品も、いつか昔話になってしまうのだろうか。

0
2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんの変哲もない時刻表から四分間の作為を見つけてそれを小説の中に落とし込むような松本清張の技量にただただ驚かされた一冊だった。

返却期間が迫ってきていたため解説を読むことができなかったがまた読みたいと思う。

0
2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026/5/28 - 5/29
学生時代に読んだことあったが再読。
無駄を削いで書かれた作品であることを強く感じた。
とても面白くスラスラ読めたが、一点瑕疵があるとすれば、犯人と思われる人物の移動手段が電車以外も考えられることに終盤まで警察サイドが気づかないこと。物語の構成上仕方ないのかもだけど、「飛行機は書かれた時代はなかったのかな〜…いやあんの!?」となった。

0
2026年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さすが、往年の名作といったところか。

現代では、電車に限らず、さまざまな交通手段や連絡手段が発展しているため、本作品をそのまま当てはめて考えることは難しいが、
犯人とおぼしき人物が張り巡らしたアリバイ工作を一つずつ解き明かそうとするストーリー展開は
読み手を飽きさせない見事なものだったと思う。

トリックの良し悪しより娯楽性重視のストーリーが松本清張の偉大さだ

0
2025年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件の内容も犯人も冒頭からわかっているのに、先が気になってどんどん読み進められるところがすごい。
そして読者側も警察と一緒に少しずつ真相に向かって謎を解いていけるので、実際に捜査をしている気持ちになれる。

0
2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初の松本清張。なんとなく文が硬そうなイメージがあったのだけれど、読んでみると全くそんなことはなく易しい文章でとてもびっくりした。

時刻表ミステリの名作と呼ばれるだけあって、北海道から博多まで大移動するストーリーは、三原刑事による容疑者のアリバイ崩しが主軸になっている。
新幹線では到底間に合わないよな……まさか!飛行機を使ったのか!?のひらめきには思わず笑ったけど、まぁ戦後まもなくの時代だから、空路は当たり前の手段ではなかったのだろうな。
夫婦による心中偽装というトリックは素直に楽しめた。

文芸評論家によるあとがきでは、プロットの穴を指摘されててまたちょっと笑った。
この時代に推理小説書くのって大変そう。
昨年初めて本格ミステリの校閲したとき、データを何度も何度も参照して整合性を確かめても矜羯羅がってたから余計そう思う。

0
2026年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすくすらすら読めた。時刻表や位置関係を考えるのは少し難しかったが、よく考えたなと思って面白かった。ただ最後の終わり方が早急であっさりしてしまったので、もう少し余韻にひたりたかった。もう少し「この人はどういう感情だったのか」、みたいな部分も知りたかった。 推理小説といっても乱歩とはテイストが違っていて、そういう違いを感じられたのも面白かった。

0
2026年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

祖父と母が松本清張先生の本が好きなので、読め読めと言われて初清張。面白い、面白い。けど本格ミステリにどっぷりと脳が浸かってしまっているので、トリックはこれでおしまい?と思ってしまった。でも、確かに面白かった。中学校の歴史の教科書(東京書籍)の年表に発表年が記される訳ですわ。

0
2026年01月11日

「小説」ランキング