あらすじ
青道会会長・堂本の息子・正継と、そのシマを荒らす“蛇”の頭・零児。敵対関係にあるはずの二人はキスを交わす。二十年前――親の仇である堂本に引き取られた美しき姉弟・緋沙子と零児を大切に思う正継。やがてその優しい眼差しに、零児は……!?
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Posted by ブクログ
痛みの描写は作家さんでそれぞれ違うが、九號さんの痛みの描写は、じくじくしている傷を見て痛がる感じがする…それは、まだ濡れている傷が爪で引っ掻かれそうな痛さと怖さに似てる気がする。もう抉らないで…と言う感じ。他紙で描かれている『空をだいておやすみ』の痛さもそんな感じがする…痛みの種類って、論理で語れないもんがある。作家性として理路整然と述べられないし、読者がそう捉えるだろう、と意図して作家さん自身が意識して身に着けていったものでもないんじゃなかろうか。あくまでも感覚的なもので。作家さんが意図してないとこで読者がそう感じてるんじゃないかなぁ。