【感想・ネタバレ】ふたごパンダとおともだちのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前作「ふたごパンダのこころコロコロ」から、一年後に発売された続編(2023年)。

前作と異なり、ストーリー性の無い、典型的なメッセージ絵本ではありますが、タイトル通り、ふたごパンダのお友達として、様々な動物たちが、「はせがわゆうじ」さんの、丸っとした可愛らしさで、彼らに因んだ、「西島三重子」さんの素敵なメッセージと共に登場しながら、英語も学べるといった、子どもへの読み聞かせにも、適した内容となっております。

例えば、

ネコ(Cat)
きまぐれなんじゃないよ
じゆうなんだ

ライオン(Lion)
どんなに
えらいひとだって
けってんの
ひとつくらい ある


また、ふたごパンダの可愛さでいったら、

カンガルー(Kangaroo)
ボクの おかあさんにも
キミの おかあさんみたいに
おなかのポケットが
あったら よかった

と、お母さんのお尻を左右から引っ張って、駄々をこねる、ふたごパンダの絵が愛らしい。

クマ(Bear)
にてるけど
ちがう
ちがうけど
にてる
キミとボク

絶対あると思った、この動物の絵では、くろくまとしろくろくま(お母さん)としろくまが、まるで組み体操の扇のような格好で並んでいる姿が、これまた可愛らしい。

他にも、キリン(Giraffe)での「首を長くして待つ」に引っ掛けた、ふたごパンダのハイキング姿や、カピバラ(Capybara)での一緒に温泉に入っている姿と、それぞれの動物に合わせた、ふたごパンダの細かい仕種も注目な中、最も印象的だったのは、ゾウ(Elephant)とネズミ(Mouse)の、いのち(Life)の大切さを示すために、ふたごパンダの取った、その健気な行動であり、そこから伝わってくるメッセージは、動物たちと同じ世界で共存している人間にとって、決して軽々しく考えてはならない重みがあり、生きることの尊さを教えてくれました。

0
2023年07月21日

「暮らし・健康・美容」ランキング