あらすじ
一人の男を好きになった。
自分にとって最後の恋になるだろう、という強い予感があった。
人として、女として、生きるために。
直木賞作家が描く「最後」の恋。本当の、恋愛小説。
「素直な感動に満たされた。窪さんがこんな小説を書くなんて」ーーー唯川恵「解説」より
赤澤奈美は四十七歳、美容皮膚科医。
夫と別れ、一人息子を育て、老母の面倒をみながら、仕事一筋に生きてきた。
ふとしたことから、元患者で十四歳年下の業平公平と嵐に遭ったかのように恋に落ちる。
頑なに一人で生きてみせようとしてきた奈美の世界が、色鮮やかに変わってゆく。
直木賞作家、渾身の恋愛小説。
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Posted by ブクログ
一気読み!!!ハッピーエンドでよかったああ、、そしてめっちゃ泣いたああ、窮地を救ってくれる人、寄り添ってくれる人(その人が全部をわかってなくても)、過ちを犯しちゃうこと、わがままなこと、それでも頑張ってること、頑張ってることが辛い時に微笑んでくれることに泣いた。頑張れ自分!
Posted by ブクログ
窪さんの抉られるような
火傷中のような
あの人物描写は感じず、
圧倒的な少女性を感じた
のめり込んで読んじゃった
絶対一緒になってほしかったので
最後はすごーく嬉しかったし、
映像がありありと浮かんだ
仮装した馬鹿たちの中心で愛を叫ぶ!2人の結婚式
ブーケトスやんね、あれは
Posted by ブクログ
面白かった。
文章表現が素敵。
急展開が多く飽きない。
急展開も伏線がしっかりしていて不自然な感じが無くよかった。
ラストが、よく言えば余韻を残してスッキリ。
別な言い方をすれば、パッと終わってモヤモヤ。2人のこの後や、男性の身辺をもっと知りたいな〜と思った。
Posted by ブクログ
47歳バツイチ子持の美容クリニックの医院長のお話し。この人はとってもかっこいい。
想像していた女性像よりも、すっごく強くってかっこいい方のストーリーだった。
女性の女としての終わりっていつなんだろって考えさせられた。
章の名前がお花の名前になっているのもとっても良かった。きっと花言葉と繋がっている。
Posted by ブクログ
窪美澄さんの作品が好きで読みましたが、
この作品も非常に良い作品でした。
やはり、情事の描写は
想像に容易いが、いやらしくならないという
作者の得意なところなのかなと思います。
作品自体は女性が女性でいることの難しさを
自身が女性(恋愛対象)でありたいという気持ちと
周囲から女性(家庭での役割、職責、年齢)として見られている気持ちが
作品の中で相互に作用してその機微が描かれております。
Posted by ブクログ
窪美澄氏の著作を読むたびに性愛の小説が上手だなあ…と感じる。直木賞作家に向かってなんてことを言うんだという話だけど
理性ではわかっている、でも心が情動が泊まらない、止められないという人間が本当に愛おしい。窪氏の小説にはそういう人たちがよく出てくる
私は理性的な人間が好きだし自分もそうありたいと覆うが同時に感情も大切だと思うし感情こそが人間だと思っているので人間臭い登場人物がたくさん見られる作品は好きだ
直接的なタイトルもすごくいい。私はフェミニストだという自覚があるがこういう恋愛をする女性の話も大好き
たぶん嫌いな人も受け入れられないひともいると思う。主人公のように大人で自立もしている女性が一人の男性に身を焦がすどうしようもなさに私は少し安心する
私はフィクションだろうが女性には欲しいものは全部手に入れちゃえ!やったれ!と思タイプなのでラストのシーンはお気に入りだ
恋愛でぐだぐだしている人間が見たいときは窪美澄作品に限る
Posted by ブクログ
主人公が、佐藤さんが死んだ後に何の障害がなくなっても公平とヨリを戻さなかった心情はよくわかる。息子にも嫌われてナース達にも軽蔑されて疲れたんだろうな。
でもこの話って普通に公平が悪くない??正月婚約者と実家に帰るような関係が続いていながら主人公付き合ってるのが全て悪いやん。主人公が好きならちゃんと別れてから来て?
最後の展開は好きじゃないかも。偶然再開してハッピーエンドってなんかひねりがなくて陳腐な感じがしてしまった。(とはいえよかったねとは思うけど)
Posted by ブクログ
1人の人生を描いた話としては面白いが、とにかく主人公の息子が可哀想だと感じた。主人公は息子のために女医である自分を選び心身を捧げてきたつもりだろうが、結局それも自身の母親が最後まで女であったことへの抵抗ともあったし何もかも息子のためだけ!!という感じではないのが辛い。実際に息子も望んでいたものはお金ではなく家庭や愛情だったし。授かり婚で望んでいなかったと息子本人に伝えていなくてもそういう風に思っている上に、女医であり母であるから女になれない、恋愛もできない、みたいなムーブを主人公が醸すとイライラした。医者なんだから避妊くらいきちんとしろや。それに関しては他の人よりも色々な知識もあっただろう。主人公が常に他責であり自分の人生の結果をほとんど他者のせいにしているのもイライラした。
ただいつまで経っても美しくいたい。というのは今の時代では当たり前のような価値観であると思う。美しく生きていたいって苦しい感情だと思う。自分が1番求めているはずなのに社会から他者から求められているように感じるし、社会は建前では求めていないけれど、生きていると必要だなと思う場面もあるしみたいな矛盾が苦しい。より美しくを追い求めることとはなんなのだろうかと感じた。まあ美しく要ることが心の健康にも繋がるのかもしれないから間違いではないし。主人公が美容皮膚科の女医として、女として、外見の美しさを求めているのに最終的には身体を許してしまう内面的な非美しさ(醜さとは言いたくない、ほかに語彙が見つからない)と対立してるのかな〜と思った。言いたいことぐちゃぐちゃ。見た目の美しさと中身の美しさの2種類があって、主人公は前者しか得られてないなと思った。