【感想・ネタバレ】片目を失って見えてきたもののレビュー

あらすじ

「私の一日は、朝起きて顔を洗うときに、洗面所の鏡の前で、まず義眼をはずし、目薬をさし、石鹸で義眼をていねいに洗うことからはじまります」医者の宣告により、特殊なガンに侵された左の眼球を摘出し、代わりに生を得る。一卵性双生児のコンビで芸能界にデビューし、辛口ユーモアを武器にした服飾評論で人気を集めていた著者は、その壮絶な体験を経ることで、自分の存在を正面からとらえ、また身近で支えた家族や友人たちの深い愛情を発見する。心の視力がとらえた命の賛歌。

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Posted by ブクログ

網膜剥離の眼球癌メラノーマ
を発症し片目を摘出した
ピーコさん
ゲイだからオカマだからという
こだわりはなく…
子供の児童文学のような
まっすぐに届くような
言葉がヒシヒシと伝わってくる
いい本でした…
生きている限りは人の為に
時間を使おうと
悩みなんて所詮そんなもの
とピーコさんに出会わなかった
ら絶対に見過ごしていた
考え方やヒントを沢山
もらいました。
ピーコさん、いい話をありがとう
とこころより感謝致します。

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2017年08月01日

Posted by ブクログ

片目を失ってから思い出した母から学んだことや、
ファッションや教養についての話や人脈で広がった世界など
たまに耳に痛いお言葉もあったりもしたけど
読んでみて面白かったです。

『・・・教養がないと美しさはわからないということを知ったのです。それこそ本もたくさん読まなければいけないし、オペラでもクラシックでも知っておいた方がいい、ということに気づいていくわけです。』

私もちゃんと教養を高めていかないといけませんね。
アラサーの私でもまだ遅くはないはず
自分にできることから始めていきたいですね。

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2011年03月15日

Posted by ブクログ

ピーコさんに対する、というか「ゲイ」に対する偏見が
一気になくなった一冊。
題名のとおり、この病気によっていろんなものが見えて
きたようです

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2010年10月04日

Posted by ブクログ

昔から好きだったピーコ氏のエッセイ。

予備校でくさくさしてる頃に新宿の本屋で見つけた。

息抜きを理由に勝ったが一晩で読み切った。

さらにピーコ氏を好きになった一冊。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

あの人にこんな過去があったんだと思いながら読み始めました。不幸は突然襲ってきますがそこにしっかりと立ち向かったピーコさんと素晴らしい友達の方々が描かれています。本当にいい友達をお持ちだと思います。人柄なんでしょうね、うらやましいです。電車で読みながらなんどか涙で読み進めなくなりました。人の幸せってなに?って考えさせられる本です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

タイトルで少し自分に通じるものがあって手にしたんだけど、読んでいるとピーコさんの人となりが今まで自分が考えていたものと違っていて、読んでよかったと思いました。

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2010年10月13日

Posted by ブクログ

TVでピピーピピーしてるピーコしか知らなかったので、びっくりしたのが一番の感想です。たくましい生き様!!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

■説明
おすぎとピーコのピーコ本人の 癌による眼球摘出にまつわる話。


■感想
おすぎとピーコの正直な物言いが気持ちよいと感じる人はこの本はオススメ。「辛らつで嫌い」という人には向いていないかもしれない。

 私には、共感することが沢山な本であった。
ピーコが目を取り出したという話はちらっと聞いていて、ああ、義眼なんだな。というのはどこかで聞いたのだが、 メラノーマという癌が原因だったとのこと。

「縦糸の友達」とは永六輔さんがピーコにおっしゃった言葉だそうで、縦糸は一生の友、横糸は一過性の友というように六輔さんは捕らえているとのこと。
===本文より===
 友達に何かしてもらいたいと思うのは「欲」だということを、私はこのときはっきりと認識したのです。<中略>
その人のためにしてあげたいことを、たくさんしてあげる。その人から、なんの見返りも望まない。
それが本当の友達なのだ...。
====

===本文より===
自分がしにそうなほど悩んでいるときに「そうそう、あなたの言うとおり」といつも言うような友達がいたとしたら、最初はいい気持ちになれるかもしれませんが、<中略>しだいにその人を信じられなくなるかもしれません。
自分にとって居心地のいい人が、自分のことを本当に思ってくれているというわけではないのです。
====

もっともっと書きたいけれど、このへんで。

私は、相手の悩みを真剣に受け取って考えたときに、素のままの自分の考えを言います。
もちろん相手を傷つけようとして言うつもりはなく、「自分だったら」と考えていることそのものです。 でも、これによって、私から離れていく人も居るかもしれない。それはそれでよいと思います。その人が私に求めているのは そういう言葉ではないのでしょう。

それを理解してくれる人もいるし、それを好まない人も世の中にはいると思う。
そんな風に私と似ていると思うところのあるピーコには 物凄く共感したのでした。

 そうして、そういう生き方をしてきたピーコに しっかりとした縦糸の友達ができていることがうれしかった。 私のこの考えを理解してくれる人は きっと私の縦糸の友達になるんだろうな。と思ったのでした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

おすぎとピーコ、1975年頃、TV界で「おねえ言葉」を連発してましたね。双子のおかま、ファッション評論家の兄ピーコと映画評論家の弟おすぎ。1945年生まれ、ピーコ 著「片目を失って見えてきたもの」、1999.9発行。44歳の時、左目の悪性腫瘍で左目を摘出。その10年後の心境をエッセイに綴ってます。一日が左の義眼をはずしていねいに洗うことから始まると。永六輔、吉行和子、石井好子など沢山の友達の有難さについて書かれてます。特に、外面より内面の美しさに言及されてます。

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2019年11月16日

Posted by ブクログ

今まで感じていたピーコさんへの印象が変わった一冊。誰でも失ってから見えるものも多いけど、歳を重ねた人の回想録は深みがあり学ぶところも多い。中高生に一度読んでもらいたい。内容の意味が分からなくても一度ぜひ。

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2010年02月15日

Posted by ブクログ

ピーコが片目を失っていたなんて知らなかった。病魔にめげずに頑張って生きていこうとするピーコの姿がこの本に描かれていた。自伝的内容で、共感できる考え方が多々あった。これからTVでピーコを見る時は今までよりも注目してみよう。

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2009年10月04日

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