【感想・ネタバレ】世界の一流は「雑談」で何を話しているのかのレビュー

あらすじ

日本人が苦手な「打ち解ける」「間を埋める」「盛り上げる」を世界の一流ビジネスマンはどうやっているのか?日本では、取引先との商談などを始める際に、本題に入る前のイントロダクションとして雑談を交わすのが一般的です。天気の話に始まり、SNSで話題になっていることなど、そのほとんどが「とりとめのない会話」です。ビジネスマンは雑談を本題に入る前の「潤滑油」と考え、その場を和ませたり、緊張感を取り除いて、相手との距離感を縮めることを期待しています。お互いの関係性を深めるのは大事なことですが、筆者は「それだけでは、もったいない」と考えています。なぜならば、そこが「ビジネスの場」であるからです。世界のビジネスシーンで、一流のビジネスマンが交わしているのは、日本的な雑談ではなく、「dialogue」に近いものです。ダイアログとは、「対話」という意味ですが、単なる情報のやりとりだけでなく、話す側と聞く側がお互いに理解を深めながら、行動や意識を変化させるような創造的なコミュニケーションを目指した会話です。彼らは明確な意図を持って相手と向き合い、「雑談」を武器としてフル活用することで、仕事のパフォーマンスを上げ、成果を出すことを強く意識しています。日本のビジネスマンの雑談には、こうした戦略的な視点がスッポリと抜け落ちているのです。本書では、雑談を社内や社外の人間関係の構築に活かし、仕事で成果を出すための考え方や実践法を徹底的に掘り下げて詳しくお伝えします。世界のビジネスマンの雑談との向き合い方や、日本との考え方の違いを知ることは、雑談のスキル向上だけでなく、仕事のクオリティを高めることに結びつきます。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

雑談でファクトベースの質問を投げかけがちな自分に気付けた。自分が興味あることを考える習慣をつけて、相手に質問していきたい。

0
2025年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雑談をすることで得られる情報や関係性、そこからマネジメントの話にも展開している。
グローバル間での雑談の認識の違い等も記載されている。

0
2025年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雑談というものに苦手意識があるので、タイトルに惹かれて読みました。

自分メモ
・雑談は単なる無駄話ではなく、ラポール(信頼、信用、尊敬できる関係)を作るもの

・相手はどんな人なのか事前に武器を準備して雑談のストーリーを描く

・雑談をするチームは生産性が高い(心理的安全性が高まる)

・リーダーに資質があるとすれば、発想力や行動力でなく、常に謙虚な姿勢を貫ける人間的な強さにある(失敗を正直に伝えられる、助けてほしいと頼める

・上司に対してはオーバーコミュニケーション(報連相を必要以上にする)→上司からの過干渉が防げる

・興味と好奇心を持って、相手に意識を集中する

・違う業種の人への質問「サイクル、トレンド、パターン」最先端は何か、1年でもっとも忙しいのはいつか

改めて自分を見つめ直すきっかけになりました。

0
2025年09月21日

「ビジネス・経済」ランキング