あらすじ
日本人が苦手な「打ち解ける」「間を埋める」「盛り上げる」を世界の一流ビジネスマンはどうやっているのか?日本では、取引先との商談などを始める際に、本題に入る前のイントロダクションとして雑談を交わすのが一般的です。天気の話に始まり、SNSで話題になっていることなど、そのほとんどが「とりとめのない会話」です。ビジネスマンは雑談を本題に入る前の「潤滑油」と考え、その場を和ませたり、緊張感を取り除いて、相手との距離感を縮めることを期待しています。お互いの関係性を深めるのは大事なことですが、筆者は「それだけでは、もったいない」と考えています。なぜならば、そこが「ビジネスの場」であるからです。世界のビジネスシーンで、一流のビジネスマンが交わしているのは、日本的な雑談ではなく、「dialogue」に近いものです。ダイアログとは、「対話」という意味ですが、単なる情報のやりとりだけでなく、話す側と聞く側がお互いに理解を深めながら、行動や意識を変化させるような創造的なコミュニケーションを目指した会話です。彼らは明確な意図を持って相手と向き合い、「雑談」を武器としてフル活用することで、仕事のパフォーマンスを上げ、成果を出すことを強く意識しています。日本のビジネスマンの雑談には、こうした戦略的な視点がスッポリと抜け落ちているのです。本書では、雑談を社内や社外の人間関係の構築に活かし、仕事で成果を出すための考え方や実践法を徹底的に掘り下げて詳しくお伝えします。世界のビジネスマンの雑談との向き合い方や、日本との考え方の違いを知ることは、雑談のスキル向上だけでなく、仕事のクオリティを高めることに結びつきます。
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Posted by ブクログ
営業をしていた頃、1番苦手なのは雑談だったなあ。雑談に戦略がなかったから、その場しのぎの思いつきで話していたからだと気付かされた一冊。
Posted by ブクログ
ビジネスにつながる雑談とは何か、について書かれた本。
雑談力を鍛えるためにはリベラルアーツ≒教養が求められること、その日の目的に対して意味のある情報収集をする意識が必要なこと、など、「確かに」と思う点があった反面、雑談はコミュニケーションであり、相手がある以上、日本文化の中でどのように意義ある雑談ができるか、について語られるともっと良かった。途中、筆者が「外国人カードを存分に使って核心をつく質問をし、すかさず日本人のメンバーがフォローするような役割分担をする」というような文章があったが、裏を返せば「外国人カード」を切った上でフォローが必要なコミュニケーションは日本人同士では通用しないのでは…?など、少々違和感も否めなかった。