あらすじ
「天才植物学者」の真の業績とは?
牧野富太郎は、「日本の植物学の父」と呼ばれ、貧窮の中にあって独学で植物分類学を修め、アカデミズムと対峙しつつも、偉大な業績を残し、植物知識の普及に尽力したとされる。しかし、そうした人物像や人間ドラマばかりが脚光を浴び、研究者としての業績はこれまで十分に顧みられてこなかった。命名した植物数や集めた標本の数が定まらないのはなぜか? 研究、普及活動の真価とは? 2023年度前期の連続テレビ小説「らんまん」の植物監修者が、「天才植物学者」の足跡を追いながら明らかにしていく。
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Posted by ブクログ
(読む前)
植物を極めた人は、何をしていたのかが知りたい。
(読んだ後)
簡潔言うと、標本を取りまくって、植物図を描き、植物誌や図鑑を作成していた。
その後、それらの随筆、講演会や観察会を行い、普及•教育活動を行っていた。
•植物の名前を知るという、単純な好奇心。
しかしながら、その活用法など様々な方面への関心も。植物が人々に愛されてほしい、通俗的な方向からの普及に重きを置いた人。
本や顕微鏡など、財を惜しまず使っていたとされる。
◯標本をとってその同定をすることのメリット
分類学上の研究材料として重要。
→趣味者としては?
→産地や形態など、ラベルすることで覚えることができる。
→後々、貴重な資料となる可能性もあり。(採集年月日、採集地、採集者、森林か海岸か、記入しておくこと。)