【感想・ネタバレ】すきだらけのビストロ うつくしき一皿のレビュー

あらすじ

幻のビストロ「つくし」は、猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなコックが、抜群においしい料理で迎えてくれる。キッチンカーの赴くままに店を開く「つくし」だが、いつも芸術のある場所に現れる。ピアノの演奏が聞こえる野外劇場、絵画が飾られたマルシェ、映画が上映されている砂浜……。 おいしい料理と素敵な芸術は最高のマリアージュ。弱った心と体を満たしてくれるので、夢のようなひと時を楽しんでお帰り下さい。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
すてきな芸術とおいしい料理
それだけあれば、明日も幸せ

イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹がぐうと鳴るいい香り。それらに出会ったあなたは運がいい。
そこは期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。
猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなコックが、抜群においしい料理で迎えてくれる場所だ。
キッチンカーの赴くままに店を開く「つくし」だが、きまっていつも芸術のある場所に現れる。ピアノの演奏が聞こえる野外劇場、絵画が飾られたマルシェ、映画が上映されている砂浜……。
おいしい料理と素敵な芸術は最高のマリアージュ。弱った心と体をふっくら満たしてくれるので、どうぞ夢のようなひと時を楽しんでお帰り下さい。

『就職活動ガイダンスで、夢とは遠くて儚いものなのだと突きつけられた。あたしには夢を語る資格すら与えられず、少ない選択肢から手の届く未来を選ぶ手順だけが説明された。』

『好きなものは増えれば増えるほどあなたを強くする。』

『未来を切り拓いているから、迷うんです。凪いだ海ではどこへもいけない。変化は怖いかもしれませんが、特権でもあります。』


【個人的な感想】
ファンタジーな作品を想像して読んだら、そんなことはなくすごく現実的な話だった。心に響く言葉もたくさん。料理は名前だけ聞いてもどんな料理か想像できないので、映像化されることがあったら観たいと思った。

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*シロクマのようなシェフ兄と黒猫のような給仕係の弟が旅をしながら料理店を開く

*シロクマさんを支援してくれた「翁」を探して全国を巡る

*最後は見つかる

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

素敵でした。出てくる料理はフランス料理で、全く詳しくないので想像はできませんでしたが、各章の主人公がとても美味しそうに、そして食べた後幸せそうにしている姿が想像できて、私もビストロつくしに出会いたいなと思いました。
すきだらけが、最後そうゆうことだったのかと納得できました。
最後の言葉を見る限り、みなさんハッピーエンドで良かったと思います。
タルトタタンは食べてみたい。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かつて自分を支援してくれた『翁』を探すため、旅をするシェフとギャルソン。
『翁』に関する情報はほとんどなく、無謀に思われた旅路だけれど、先々で出会う人々に料理と芸術で幸せを与えながら、自分たちも幸せをもらっているようなとても良い時間だったろうと思う。
美味しいたべものと素晴らしい芸術のコラボレーションは良いものだ。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シェフとギャルソンが兄弟の、移動フレンチレストラン「つくし」彼らの世界一美味しい料理をお客様に提供することを自負している。彼らの行くところには必ず芸術がある。

料理の描写は絶妙、特にフルーツシャンパンの食前酒と前菜が食べてみたくて仕方がない。最前半部にあるとある牧場を舞台に描かれるパンの食し方も、読んでてよだれが止まらない。

ただ肝心の物語がちょっと残念。短編一つ一つは良い出来なんだけど、風呂敷を畳んでいくときに今までの物語がつながりにくい。謎の人物をおいかけるミステリー形式でもあるんだが、その謎解きも人物の正体ももうちょっと意外性が欲しかったし、そもそもの人物相関図が頭に入ってきづらい部分もあって。

こちらの期待が大きすぎたのと、ここ最近連作短編の傑作を読みすぎて舌が肥えすぎてしまっていたのもタイミングが悪かった。

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2023年12月31日

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