【感想・ネタバレ】コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアルのレビュー

あらすじ

Twitter、noteで話題の筆者が贈る、初の著書!

外資系大手コンサルティング会社を12年間生き延びた
元文系バンドマンでもできた“最速仕事術”とは!?

答えがあることを自分で考えない、
議事録は会議前に作れる、
迷子にならないための論点思考……etc

どんな業界でも使える門外不出の秘技を初公開!

・「”速い”はそれ自体が重要な価値だ」仕事のスピードを生む方法
・「3ヶ月後に何を言えれば成功なのか?」論点思考・仮説思考の型
・「ピカソの絵を買う人は値段を見て買わない」細部が生む説得力とは
・「自分の限界を会社の限界にするな」会社の〈集合知〉の活用法 ……etc.

読むか、残業か?
社会人1年目に知りたかった暗黙知のすべてが凝縮された
〈コンサルタントの仕事術〉決定版!

電子特典「ビジネス言い換え集」を巻末に収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分自身がコンサルティング会社で働く人間として、初心を思い起こすことができた。定期的に振り返って読みたいと思う。

世の中にはコンサル出身者の書く本であふれかえっているが、この本はいわゆるTipsを網羅的に書く形ではなく、実際にコンサルティング会社で筆者自身が働いてきた時系列で書かれており、読み物としても非常に魅力的だった。

この本を通じて「なぜコンサルをやるのか」「魅力あるコンサルになるべき身に着けるべき所作、武器とすべき知見」などを今一度振り返っていこうと思えた。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コンサル業界のお話。読み物としてもとてもおもしろい。サラリーマン仕事術としてもとても参考になる良書

メモ
・速さ自体が価値
・大事な五つのチェックポイント
  その仕事の目的はなんなのか
  仕事のインプットとアウトプットは明確か
  作業手順は明確か
  提出前に誰の確認が必要な仕事なのか  
  タイムラインと優先順位は明確か

・議事録のこつ
  会議前に書き終えるような準備とイメージを
  座席表で発話者を把握
  不明点は直後に解消
  決定事項とtodoは冒頭に

・Excelのコツ
  ショートカットを覚えてマウスがいらないようにする
  基本的な関数とピボットテーブルをマスターする

・エクセル不文律
  セル結合しない
  重すぎる関数埋め込まない
  シート名明記、不要なシート残さない
  ファイル保存時はA1指定
  ヘッダーはそれがわかるよう中央寄せし色も変えておく
  掛線は点線、縦線は実戦で引く
  グループ化を活用 
  リスト作成時最左列は項番とし、row関数を利用する
  一つのセルには一つの情報

・各分野の王道を語れる人間が社内のどこにいるのか。必要な時に瞬時にコンタクトできることが重要
 有識者ヒアリングの前に、クライアントはなぜその情報を知りたいのか、クライアント先でどのような使い方をするのか、どのような事例であれば要件を満たすのかを具体的に文書化する
そして、ベストプラクティス活用のための差分の部分にこそ頭を使う

・パワポのコツ
  最初に最低限のメッセージで起承転結を書く
  スライドの見栄えをよくする
   可能な限りポジティブ表現
   基本色は2色に留める
   ヘッダーやページ表記はマスタで統一
   原則拡張メタファイルでの貼り付け
   
・正しい問いを立てて、仮説を持ってレビューに挑む

・論点チェック項目
  答えが出る問いかどうか
  誰が何を得ることができるのかは明確か 目的意識の整理
  解決可能な単位になっているか 各要素は具体に落ちているか、抽象的なままになっていないか

・仮説思考フロー
  5分で思いつく限りの仮説を書き出してみる
  本で検証する 三冊ほど二日以内に読んでみる
  詳しい人に仮説をぶつけてみる 筋のいい仮説の特定
  データで定量検証する

・正しい論点を設定し、変化を起こすこと重要
 仮説をもとにクライアントと対話を深める

・武器となる専門性の例
  特定の業務領域に対しての専門性 購買、経理、広報、ETC
  特定の製品ソリューションに対する専門性 ERPなど
  特定業界の専門性 自動車、医療、航空、移動対通信など

・提案段階における準備
  成果の数値化から逃げない
  プロジェクトを成功に導く具体的なアプローチを定義する

・勝てる場所で勝負する

・情報は可能な限りオープンソース化する

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者と同年代ですが、異業種といは言えどやっていることはコンサルに近いことなので、共感することが多々書いてありました。

働き方改革が起きる前に就職したこともあり、どことなくむちゃくちゃな働き方をして、コンサルと一緒に予算や企画書作ったこと、良くも悪くも蘇ります。(徹夜して予算作ったり、残業が月60時間超3ヵ月くらい超えていても、平然としてましたね…。)
でもあれがあったから急速に成長し、自他ともに認められるようになったのは、分岐点だったかもしれません。

今は自分に厳しくしているつもりはなく、著者のようなハードワークまでは行きませんが、そのレベルの働き方を無意識のうちにやっています(THE・社畜)
まだまだ成長できるかも。とこの作品を見て感じることができました。

★すべての仕事には「相手」がいる。その「相手」が誰で、何を求めていて、そのためには何をどのようにしたらいいかを前提に考えてから仕事をスタートする。
・仕事のスピードはは次に何が起こるかを”先読み”して行うことが重要。速さこそ重要な価値の1つ。
*速さとは…。
① 目的の理解力
② 仕事のインプットとアウトプットの的確性
③ 作業手順と優先順位
・「本当に私たちが得るべき問題は何か」をストイックに追及する姿勢が必要。なぜやるのか?何ができたら成功か?どうすればできるのか?進め方は?誰が何をするのか?(目的⇒仮説⇒進め方)
・課題に対しては、仮説を立て、それの解を相手とのコミュニケーションを通じて検証/論点整理をしていく。
悩んだ問いは一度本来の目的・事実を丁寧に見て考えることが必要、立ち止まって検証する。
・地道に当たり前のことをしっかりできる人間が優秀。無理のない範囲の仕事を着実に行うことで一歩一歩成長する。
・リーダーの仕事はチーム全員のポテンシャル、長所を活用して始めて成り立つ。全員の個性とバックグランドを理解し、特性に沿った活躍をしてもらう。
★前提を疑う。今やっていることはPJ、会社全体に本質的な価値を提供しているかを考える。
・自分によってベストと思うことは、明確な根拠を持って説得を試みる。
・自分の仕事の目的を説明でき、その価値を信じることができるか、それを信じてやり切る意志を持つことが重要。
・「自分が社長だったら?」の視点を持つ。あるべき姿(To-Be)は各々異なるため、そうした質問と回答を通じて「気づき」を得て、言語化する。
★切り出す作業(=部下へ依頼する仕事)はQCDを明確に伝え理解しているかを確認。その際、相手の発想力を引き出し、一緒に仕事しているということを意識させることが重要。自分の”型”を作り、練ってモノにしてもらう。
・マネージャーとしての心得
> 案件(PJ)の管理
> 顧客獲得(相手の信頼を得る)/事業成長
> 人材育成/チーム力の底上げ
★”自分が考え、戦略を練る時間”を必ず確保する。”忙しくて回らない”は自らの無能さを立証しているようなもの(スケジュール管理ができていない証拠)時間捻出のためにはムダな会議はスルーする。
・マネージャーとしてチームの状態はコミュニケーションを通じて行いケアする必要がある。
★自分の特性を理解して勝てる場所で勝負する(自分のポジションを確立する)各々が個性を発揮できる場所を用意しよう。
・情報はいち早くメンバーへ共有できる仕組みを作る。メンバーは自分で正しく情報をキャッチし、行動できるようにマネジメントする。
・会社がどう世界を変えるべきなのか?というストーリーとそのビジョンを果たすための信念を忘れてはならない。その信念に基づいた行動を継続的に行うことで、自分自身の仕事に圧倒的な自信を与え続けてくれる。
★狂気地味た努力と習慣が唯一無二の存在価値を生み出す。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

仕事の段取りを先につける
その仕事の目的は何なのか?
仕事のインプットとアウトプットは明確か?
作業手順は明確か?
提出前に誰の確認が必要な仕事なのか?
タイムラインと優先順位は明確か?

常に少しだけ期待を上回る

「論点思考」で今フォーカスする問題を決めよう

コンサルタントが売っているものは、事業全体に対する「変化」

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2024年04月22日

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