あらすじ
豊臣秀吉が世を去り、五大老筆頭の徳川家康は、前田家を屈服させるなど、天下取りの野望を露わにし始める。そして次の標的を上杉に定めた。そんな折、前田慶次郎が会津に入り、穀蔵院飄戸斎の名で上杉に仕官する。上杉家の家老・直江兼続は家康を糾弾、会津攻めを誘う。それは上方の石田三成の挙兵と呼応した、家康を挟撃する一大作戦だった。狙い通り家康を西へ向かわせた上杉は、伊達、最上と東北の熾烈な戦いへ。『乱世をゆけ 織田の徒花、滝川一益』で第九回角川春樹小説賞を受賞した著者が、天下のかぶき者の最後の戦いを描く!
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Posted by ブクログ
かの有名な前田慶次を書いた物語。
他の作家さんの書いた物とは、若干趣きが違いましたが、やはり面白い。
花のある人物の物語は、どなたが書いても面白いのか、と思うほどの素晴らい物語でした。
かつての恩人の息子を訪ねながら、戦火に身を投じる慶次郎の姿を、その息子の目線で追って行く物語。
史実のエピソードを絡めながらも、慶次郎の心情を丁寧に描いた作品。
あっという間に読み終えてしまいました。
Posted by ブクログ
前田慶次郎と直江兼続を中心に関ヶ原時の東方情勢を上杉家の観点から描く。年老いても尚豪快に傾く前田慶次、主君を天下人にする為に大博打に出る兼続など様々な人物の思惑が描写され、己の目的を成就させる為に直向きに行動し、最初は少年だった六十郎が侠に近づいていく過程も爽快だった。