あらすじ
大手広告代理店、電通社内で継承されてきたユニークな思考プロセスをテキスト化。<アイデア>とはそもそも何なのか。どんな特徴があって、どうやってつくれるのか。「感じる」「散らかす」「発見!」「磨く」の4つのモードを頭でぐるぐる全回転させて、素晴らしい<アイデア>を生み出そう!「いままでのやり方ではどうしようもない状況」を打破したいあなたにオススメの一冊。
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Posted by ブクログ
30分で読める。電通鬼十訓の紹介もありつつ、アイデアの精度を高める方法を4ステップに分けている。3,4段階目は普通のロジカルシンキングで、肝は2段階目。聞き手に「何で?」と聞き返されずに「なるほど!」と思わせるアイデアを出せるかどうか。「一晩で100個考えろ。50個までは出るけど、そこからは出にくい。が、後半の50個をひねり出す中にひらめきがでてくる」という部分が印象的。
Posted by ブクログ
アイデアとは思いつきやひらめきでなく、さまざまな本質の課題を考え抜いて、その先に生まれる独創的な解決策である。よって先入観に捕らわれず、多くを考え磨いていくことが必要である。電通の鬼十則について記載されているが「摩擦を怖れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈になるという項目に感銘を受けた。
Posted by ブクログ
感じる→散らかす→発見!→磨く
電通式アイデア発想法と銘打って、アイデアの生み出し方をシンプルに上記のステップにまとめて各段階での心構えについて書かれたもの。小一時間もあれば読み切れてしまうとても小さくて薄い本です。
ジェームズ・W・ヤングの「アイデアのつくり方」を意識して作ってますよね、間違いなく。
個人的には大きく2箇所発見が。
<感じる>フェーズでの、とにかくあらゆる情報収集を「判断」をせずに「ふむふむ」と咀嚼すること。この「判断」をしない、というのがポイント。「判断」は己の既成概念に基づくもの。それを放棄してまっさらな状態で「一般情報」や「特殊情報」に触れれるか、というスタンスの問題。
<散らかす>フェーズでの、多くのアイデアの切り口を探す際に、ブレストでみんなでやること、というではなく、100個コピーを考えるといった、徹底的に個人を追い込むの苦しいプロセスと定義してるところが素晴らしい。このプロセスを経た上での共有はありだが、これをせずにブレストになってしまうと、得てして底の浅いアイデアの集合体になってしまうのです。
ということで、早くこのプロセスを経て大きなアイデアにたどり着きたいものですね。