あらすじ
「せめてお別れだけでもしたい」――いくら探しても見つからないという家族から依頼を受け、著者は山へ向かう。たとえ身近な低山でも、運命の分かれ道は登山道の随所に潜んでいるのだ。家族のケアをしながら丹念に話を聞き、プロファイリングで消えた足跡を辿る6つのエピソード。予防と早期発見に役立つコラム付き。
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Posted by ブクログ
看護師でもある著者の私設山岳救助隊での、比較的低山での遭難者捜索の記録。ここでの遭難者の共通点は、高齢者の単独行でGPSの未使用。色々教えられる点が多い。遭難には、登山者の性格も多きく影響。自己分析が重要。遭難者のご冥福をお祈りしたい。
ケース1棒の折山:ルート間違い
ケース2飛龍山;経験不足、人の少なく、夏の藪で分かりにくい登山道。悪天候。地図もたず。
ケース3秩父槍ヶ岳:道標が動いてため、誤った道へ。
ケース4丹沢ミズヒ沢:沢登りのベテラン。それでも滑落。
ケース5皇海山:無理な行動計画。疲労。ココヘリ電源OFF。
ケース6巻機山:割引き沢の雪渓の踏み抜き。