「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―

「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―

1,540円 (税込)

7pt

「せめてお別れだけでもしたい」――いくら探しても見つからないという家族から依頼を受け、著者は山へ向かう。たとえ身近な低山でも、運命の分かれ道は登山道の随所に潜んでいるのだ。家族のケアをしながら丹念に話を聞き、プロファイリングで消えた足跡を辿る6つのエピソード。予防と早期発見に役立つコラム付き。

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「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    登山をする者にとって遭難は、だれにでもどこででもいつでも起こりえると言えます。
    作者は普段は看護師として、医療に従事されていますが、山岳行方不明遭難者捜索活動および行方不明者家族のサポートを行う民間の山岳遭難捜索チーム、LiSSの代表です。
    普通、遭難の一報が入ると警察、消防などによる捜索が開始され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    「山好きが山でなくなったのだから本望だ」。とは思わない。
     自身も登山が趣味でよく山に登る。初めて登る山は不安が多い。何度か道に迷ったことがある。すぐにルートに戻れることが多いが、なかなか戻れずに右往左往し、パニックになるそんなとき、“遭難”の二文字が頭をよぎる。それはまさしく恐怖!である。
     この...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    山岳遭難捜索の現実を読ませてもらいました。
    生きている間に見つけるのがどれほど難しいのかよくわかる。
    自分だけは遭難しないとは絶対に思わないで、できる限りの準備をして山に出かけたいと強く思った。

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    Posted by ブクログ 2024年01月03日

    山歩きを始めた人、全員に読んで欲しい本。
    山の怖さ、なぜ遭難が起こるのか、捜索の難しさがよくわかる。迷惑をかけないよう、登山を楽しもうと心に誓った。

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    Posted by ブクログ 2023年12月24日

    山登りが好きな人が多いなぁ、と感じてたいたが、報道されるものだけでも相当なものだが、それ以外にも遭難は数知れず…
    自分たちも危険に晒される救助隊の人たちって…公的機関の捜索の後にあるいは同時に活動する民間捜索団体の看護師の方の著作。発見を待つ家族との関わりから遭難者のプロファイリングをし、捜索の範囲...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月28日

    子育て終わりの頃から始めた山歩き・・いつの間にやらのめり込む登山者となった。
    捜索にかかわっている専門家の目線より、素人だからこそ気づくというプロファイリングに舌を巻いた。

    幾つか、私も歩いた場所があった事もあって息をつめて読み、遺体発見時の描写を頭に描きました。
    一つ間違えば、私も同じ轍を踏んで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    色々な書評で取り上げられていて気になって購入。
    登山はほとんどしたことがないけど、こんなに危険が潜んでいるとは。
    著者の中村さんの活動は本当に社会的意義がある素晴らしいものだと心が動かされた。

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    最初に出てきた「棒ノ折山」、以前ハイキングに行ったことがある山の名前でどきりとした。そこから、読むのが止まらなかった。ハイキングでもなんでも、山に登る人はぜひ一読してほしい。どんな山でも遭難する可能性があるし、ひとたび遭難すれば、家族の日常は一変する。帰らぬ人を待つ家族の気持ちにどう向き合うか、遭難...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月07日

    面白かったと言ってはいけないのだろうけど、ミステリー小説のようでぐいぐいと引き込まれた。
    丁寧に話を聞くことで行動が分かる。というか、やっぱり山では沢を降りないというのが大事だと改めて思う

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    Posted by ブクログ 2023年07月03日

    NKHラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」で、ゲスト出演していた著者のインタビューを聞き、本書を購入。中高年層などを中心に山歩きや登山がブームとなっている近年、いわゆる低山での遭難者、行方不明者が増えているという。その捜索を担う民間団体の代表が本書の著者。

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