【感想・ネタバレ】独学の地図のレビュー

あらすじ

息を吸うように学び、血肉化する。
才能も可能性も爆発する、僕らの「学びの世界」の歩き方!

1部【独学の行為】
疑問×差分×他者

2部【独学の能力】
自己批判筋×保留筋×抽象化筋×具体化筋×表現筋

3部【独学の土台】
自分軸の「ラーニングパレット」をつくる

お金も学位も、誰かが作ったカリキュラムもいらない。
日常が最高の学校になる、自分だけのオリジナルの知的体系のつくり方、
あなただけにしか描けない「独学の地図」のつくり方がわかる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学びとは「経験」の前後の差分

差分を既知のそれっぽい一般論で片付けないで

自分だけの学びを発見し具体的に言語化する 差分の削り出し

感情がたかぶる、ネガティブな感情にとらわれるような出来事は差分の宝庫 感情論に終始しない


他者へのアウトプット 時間制限によりメリハリが出る

疑問が出たら他者を巻きこむアウトプットの場を設定してしまう プレゼン、Voicyなど

失敗経験も学びに変える タダではおきない

学びとは2ミリの差分を削り出す?こと

→サイクルを回す 疑問 差分 他者(発表、会話)

◻︎独学の筋肉を鍛える

自己批判筋
他者を飼う できるだけ遠い存在

保留筋
わからないままにしておく ※インスタントな情報への欲求に耐える
人生など大きなテーマについてはすぐに答えは出ない

抽象化筋
本質をつかみとって残りを切り落とす
まったく無関係なものの共通項を探してみる トレーニング

↕︎
具体か筋 ※私は苦手
抽象化と逆 その瞬間だけの違いを見極める
抽象化とのバランスが重要
監督が、バッターを見るように観察しつづける

表現筋
自分の考えを適切に表現できれば、他者からもより的確なフィードバックを得られる
他者の優れた表現を徹底的にストックする→使う、引用する、アレンジする


ラーニングパレット =学びの土台 をつくる
学んできたことの要素を整理し、組み合わせによってユニークなキャリアができる
経歴は名詞(肩書き)ではなく、動詞(経験)
経験を棚卸しする 何を学んだのか

◻︎パレットづくりのコツ
差分を考える
経験・事実を具体的にとらえる ぼんやり定義しない
ノイズは大胆に削る 明確な学びのみを抽出
⭐︎意味付けによって学びは変化する 他の経験を経て色彩は変化する

◻︎パレットの構造化 Step7
カリキュマップの重要性
情報の歴史 シリーズが興味深い
→世界の流れをカテゴライズしている タテ軸 ヨコ軸

⭐︎モノの見方を決める「レンズ」を自分で定義することの重要性

いきなり精密なパレットを作ろうとしない

今自分が中心に学んでいることはなにかを「一言で」表現→基本カラーとなる 左下からパレットを開始(マトリクス)
↕︎
対極となるカラーは? 下流⇔上流、現在⇔将来など

現在業務から解像度をあげていく
→心技体で整理するなど
不明なマスは欠けている部分(未知)

ここから日々動詞的経験を経ることでより解像度があがり緻密になっていく 視界が広がる 可能性を広げる

⭐︎整理しておくことで「学びの組み合わせ」アイデアが浮かびやすくなる

多くの学びが入るとおのずと抽象度は上がっていく
→ブロックごとに解像度を高め広げていく
(※もともとの学びは一つのブロックにおさまる)

頭で考えた学ぶべきことではなく、⭐︎心が求める「学びたいこと」に焦点を定める

自分の中に無自覚に存在する「矛盾」に気づく
場面によって主張、考えが相反する極
→探求、統合、整理したいという純粋な欲求

意図した学びと得られるものは常に異なる

知識へ属人的なもの その人が再構成している
普遍的な知識や学びは存在しない

目的や意図にとらわれず、好奇心や偶然に身を委ねているうちに得る学びもある

学ぶ「べき」ばかりに支配されない
時間をかけ意識的に何を学びたいのか?に向き合う
何を学んだのか振り返りを行い、差分をラーニングパレットにおとしこむ

0
2023年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

独学ということについて、独自の視点から練り上げられた構造を具体と抽象をおりまぜながら伝えている。
ラーニングパレット。
何か行動する。差分に気付く。それっぽい一般論ではなく、自分の口でしか来れない学びを作り出すことが大切。
抽象化筋、具体化筋、表現筋、保留筋、自己批判筋。
自分に足りないのは、具体化筋。表現筋。
この本を読む前は、学びは体系立てて何か目標に向かってやるものという意識が強かった。そうではなく、自分でラーニングパレットを作っていくこと。自分で学んだことを構造的に理解すること。未来過去、対象自分を軸に分析すること。それが学びなんだということがわかった。
例えば、授業参観懇談会。やってみて、いろいろ反省があった。そしてそこからの差分は何か?失敗したと思うのはもっとやれたということ。でも、それと同時に見栄を気にし過ぎていること。何のための発表なのか。結局自分のため?自分ができる人間だと思われたいという下衆な感情にドン引き。
そもそもなぜ発表をこっちから消しかける?それってなんか子供はやらされ感あるし、結局自分で考えない人間を作ってるのでは?
もっと子供のためになることは何か?
懇談会に来る人を、増やすには?
効率だけにとらわれてもだめだ。答えはすぐには出ない。考え続けよう。

0
2024年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「なぜ学ぶのか」をはじめに追求しすぎると、必然性のある学びしか目に入らなくなるので、きっかけは「面白そうだから」で全然かまわない。
資格やテストは他者が定めた要件を満たすための手段だが、学びは知りたいことを知るための手段。
自由研究が苦手な背景は、自由研究は他の課題と明らかに異なり、問いを自ら立てる必要があるのに、その問いを立てることに慣れていないから。
学びとは、経験の前後の差分であり、コメントや感想とは違う。「今回の経験を経て、初めて知ったことは何か?」と聞くと、差分に近づける。

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2023年07月17日

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