あらすじ
怪異に好まれる男・片桐甚八と、“オバケ先生”と呼ばれる好事家・原田織座。“あちら側”に縁ある男ふたりの、不思議と恐怖と好奇心の見聞録、はじまり、はじまり。
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続きが待ち遠しい
こういう日常生活と隣り合わせの怪異モノ大好きなんですよ・・・新巻が待ち遠しいTOP10に入る作品です。
一貫して綿貫先生のオリジナリティが溢れる作画とコマわりがドラマを観ているように素晴らしく、そのうち本当に映像化されちゃうんじゃないかってぐらい物語が魅力的なんですよね。ジェンダーレスな社会にもうってつけだと思うし・・・本当にありかも・・・。
Posted by ブクログ
好奇心は猫を殺す、という諺はありますが恋心は何を殺してしまうのか。
装丁家の片桐甚八が、不意に触れてしまった現世とは違う世界。こちら側とは違う世界から抜け出すきっかけをくれたのは、日本画家の原田織座、おばけ先生なんて呼ばれ方もしています。
その異名は幽霊画の精妙さにあるのですが、なぜ魅了する怖さを描けるのかというと、あちら側との縁があるから、といういわくつき。
あちら側から救い出してくれた恩を着せ、己のために使おうとする織座から甚八が離れられないのは、懸想しているからなんですなぁ。ついでにいうと、装丁という仕事でも、付き合いができてしまいました。
ひょんなことから、公私共に繋がりができてしまった甚八と織座の二人。あちらとこちらの世界と関わりながら、二人の人生はどんな模様を描くのか。
怪異譚でいうと、笑い乙女も隣人も桃源郷もどれも絶妙に怖くていや。人の想いが執念に変化して、つかれたら逃れられない、というのがいやですね。
今後、甚八はこういう手合いに遭遇し続けるのかもしれない。それは甚八が自分自身に縛られているからかもしれないなぁ。
怪異の怖さと、主人公二人の関係性が気になる「となりの百怪見聞録」。青年と老人の恋物語という簡単には報われないであろう恋路の行末も気になります。
Posted by ブクログ
カバーイラストだけ見たらモジャメガネのおっさんが体術で異形のモノと戦いそうな雰囲気だけど、ぜんせそんなことはなく。乱暴に例えると大仰な展開にならなかったxxxHOLiCのおっさん版といった味わい。(カバーイラストのモジャメガネが四月一日で爺さんが侑子さんの立ち位置)そして、小さな違和感は第一話の終盤に連れ大きくなり、いやそういう話かよ!!!となります。どう言う話かは読んでみて(^ω^)
画面や語り口に作者特有の癖があるためか少々読みにくい感も無きにしも非ずながら、仕掛けも構成もよく練られてて面白かった!!
冷蔵庫のシーンはあそこほんま「ん?」てなったな
Posted by ブクログ
ある出来事から怪異に遭遇しやすくなってしまった男と、怪異にまつわる品を蒐集する男の話。
ヤングジャンプコミックスってほとんど買わないからカラーがわからないけど、主人公の設定とかこういう感じの作品がここで出てることに驚き。