【感想・ネタバレ】学歴分断社会のレビュー

あらすじ

日本の大卒層と非大卒層――。全人口におけるその割合はほぼ同数となり、大卒/非大卒という分断線こそが、さまざまな格差を生んでいる。学歴分断社会は、どのようにして生じたのか。解決すべき問題点はないのか。最新かつ最大規模の社会調査データを活用し、これまでタブー視されてきたこの領域に鋭く切り込む。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

格差を論じるにあたり、なかなか表面に出てこないもの、それが学歴。
「格差」ならぬ「学差」という言葉に著者の主張がこめられている。

学歴をまっこうから扱うのは勇気がいるし、普段の会話でも話題にしにくい。
しかし、ニートやフリーター、非正規雇用などなど、現在の雇用問題を扱う際に、大卒か非大卒かで考えるとクリアに理解できるというのも本当だと思った。
先行き不透明な社会で、子どもは長期的な視野で行動するのは難しい。
でも、大卒か非大卒かでどのようにその後の人生が変わってくるのかは、教える必要があるのではないかと思う。

マーケティングなどにも応用できるっていうのは、なるほどと思わせられた。

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2012年08月31日

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