あらすじ
楽天、三洋電機、IHI、パナソニックなどの実例でわかる会計の本質。
会計は、実際に取引したものだけを記帳し、決算書に反映している、と思われている方も多いと思いますが、実はそうではありません。≪経営者の頭を悩ます、一筋縄ではいかない「会計独特の世界」が存在します。≫
本書ではビジネスパーソンとして知っておきたい、伝統的なルールから最新のIFRSといったルールまでを厳選し、経営を脅かす「会計トラップ」から、利益を守る術をわかりやすく解説します。
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Posted by ブクログ
引当金、税効果会計、減損会計などなど、決算を締めるにあたり必要な「会計上の見積り」について、実在の企業の決算書をベースに解説しています。
ソニー、IHI、三洋電機など、事例が具体的なんで、わかりやすいです。
確かに決算書の大半は「見積り」によって成り立ってるんで、思い込みで出来上がってる、というのもある意味納得です。
ただ、著者は会計士なので、どうしても視点が監査法人寄り、主張が?な部分もちょこちょこあります。
例えば、ユニクロのポイント引当金のくだり。
「重要性の増してきたポイント引当金を計上するのを回避するため、ポイントカードの発行をやめた」とあります。
ほんとにそうかなー??