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Posted by ブクログ
会計上の見積りを、わかりやすく、かつ実際の企業の例と共に紹介していて、とても面白かった。
紹介されているのは以下の論点で、どれも難しい論点だがわかりやすく解説されている。
•引当金
•減損
•退職給付
•税効果
•工事進行基準
•非上場株式の時価
•継続企業の前提
•棚卸資産評価
Posted by ブクログ
決算書の矛盾点というか、不確実性をとてもよく解説できていると思います。基本的に決算書は過去の数字の積み上げですが、会計処理によっては「予測」によるものが入ります。そのあたりのトピックをよく解説できていると思います。IFRSなんかは予測の塊みたいなもので、会計って呼びたくないですが、こうみると今の会計もかなり予測が含まれてしまっているな。と改めて認識します。
Posted by ブクログ
事例が多かったためか、その背景が十分説明し切れていないようなので、ここ15年くらいの経済の動向、特に会計の動向を知らないと十分理解できない箇所もある
Posted by ブクログ
引当金、税効果会計、減損会計などなど、決算を締めるにあたり必要な「会計上の見積り」について、実在の企業の決算書をベースに解説しています。
ソニー、IHI、三洋電機など、事例が具体的なんで、わかりやすいです。
確かに決算書の大半は「見積り」によって成り立ってるんで、思い込みで出来上がってる、というのもある意味納得です。
ただ、著者は会計士なので、どうしても視点が監査法人寄り、主張が?な部分もちょこちょこあります。
例えば、ユニクロのポイント引当金のくだり。
「重要性の増してきたポイント引当金を計上するのを回避するため、ポイントカードの発行をやめた」とあります。
ほんとにそうかなー??
Posted by ブクログ
● つまり、楽天はTBSの株価が「退職給付会計」によって下がったのに乗じて、TBS株式をバーゲン価格で、しかも大量に買い付けた、と考えることができます。
● 同じ税引前利益ならば、同じ当期利益になるように、税金を適切に期間配分し、当期利益と税金を合理的に対応させることを目的とする税効果会計は『税法と会計の橋渡し役』みたいだな。
● ちなみに、こうした税法と会計・監査ルール上での取り扱いの差は、税効果会計導入当時の税法ルールで繰越欠損金の有効活用期限が5年であったことにより会計・監査ルールが規定された、という経緯に大きく関係しているものと思われます。