【感想・ネタバレ】伊達の企てのレビュー

あらすじ

独眼龍の野望。東北魂を見ろ!
陸奥・出羽(東北)連合軍を仕立て、日本全国を切り取ってやる!
一度目〈天正十八年(一五九〇)〉の夏は時間が足りなかった。二度目〈天正十八年(一五九〇)〉の冬に行った謀は失敗した。三度目〈慶長五年(一六〇〇)〉の正直。四度目〈慶長二十年(一六一五)〉の再挑戦は……。秀吉死後、関ヶ原前夜、政宗は家康に呼応し、山形の最上義光とともに会津の上杉謙信を攻め、上杉領の白石城を攻め落とした。しかし中央での東軍と西軍の争いは長期化するとみて、上杉と講和し、南の相馬、北の南部を攻める機会をうかがっていた。しかし、政宗の予想ははずれ、関ヶ原の戦いは一日で決してしまう。石田・徳川の思惑、上杉・最上との複雑な外交戦。秀吉、家康、時の政権を翻弄しながら、戦国の世をしたたかに生き抜いた伊達政宗の新たな人物像を巧緻な筆致で描く。書き下ろし歴史小説。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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なかなかの読み応え

今まで歴史の記述として断片的に理解していた伊達政宗。筆者の読みやすい語り口で彼の心のひだまで書き出してあり彼の生き様への理解がかなり深まった。豊臣秀吉とのかけ引きはいろいろなところで書かれているが、家康とのかけ引き、自然災害への取り組みなど私は初めて目にし、興味深く読んだ。また、やはり片倉景綱の存在は多大と改めて再認識。筆者の物語を基軸にさらに新たな事実、解釈にも触れてさらに政宗の人生に近づいてみたい。

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2023年06月29日

Posted by ブクログ

2018.4.28完了
この人の本は読みやすい。武田の作品で読んだことがあったので手に取ったが、期待を裏切らなかった。
テンポがよく、スラスラ読めるといった感じ。
最後の舎弟の話はなくても良かったかな。

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2018年04月28日

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