【感想・ネタバレ】48億の妄想のレビュー

あらすじ

鬼才・筒井康隆が31歳で執筆した画期的な処女長篇小説。テレビが絶対の時代だ。街中いたるところに設置されたカメラ、テレビ・アイを意識して、自分をカッコよく見せるため、テレビ画面にちらりとでも映るため、あらゆる人間がドラマを演じるように振舞いつづける社会。この地球上に住む48億の人間のうち、いったい正気なのは誰か……テレビに踊らされる人間たちを描いて、マスコミを痛烈に諷刺するこの小説は、まるで21世紀日本への予言のようだ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まるで今のインスタ至上主義な世の中を描いているような作品。誰もが他者の「まなざし」を意識してお芝居をするかのように日常生活をつくり、有名人になることや承認されることしか考えてない。その世界の先になにがあるか。これを40年以上も前に、31歳で書き上げた筒井康隆は天才だ…。

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2018年01月09日

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