あらすじ
「謎解き専門」を謳うカラット探偵事務所。父親の墓に人知れず花を供える怪しい墓参者の正体を追う「秘密は墓場まで」事件、「謎を“作ってほしい”」という不思議な依頼に挑む「遊園地に謎解きを」事件など、日常に潜む些細な謎や奇妙な謎を、所長の古谷と助手の井上が鋭い推理で解き明かす! ミステリの名手による大人気シリーズ、8年振りの最新作にして待望の第3弾。
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Posted by ブクログ
タイトルのとおり、シリーズ3作目。前作を読んでから15年ほど経っていたため内容はほとんど覚えていなかったが、ネタバレだけは印象に残っていて、「あれ、続きを書く余地があったっけ?」という気持ちで読み始めた。しかし、特に問題はなかった。
今作の時系列は、おそらく1と2の間の出来事だろう。内容は小さな謎を解き明かす短編集で、読者が推理する余地はあまりなく、探偵の思考をなぞって楽しむタイプの小説だと思う。もっとも、真面目に推理しながら読んだわけではないので断言はできないが。
まあ、今回も面白かったということで。