あらすじ
「俺は諦めない。お前が頷いてくれるまで」
愛情重めな第二王子×人生5回目ひきこもり令嬢
愛する王子と婚約すると不幸が訪れるので避けていたけれど、
うっかり出会って溺愛されちゃって―――!?!?!?
冤罪で処せられたり暴漢に遭って死ぬという人生を何度も繰り返している伯爵令嬢リリアーナ。
ループを断つべく契機であるルートヴィヒ王子との婚約前に逃亡しようとしたが
道中そのルートヴィヒに出会い気持ちが溢れて流されるまま甘く抱かれてしまう。
「お前をここで俺のものにすると決めた」
何度ループしても彼を愛する気持ちだけは変えられなかった。
思い出を胸に再び逃げようとする彼女だが、
ルートヴィヒは諦めず追ってきて!?
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面白かった
リリアーヌだけが逆行してるのかと思ってたら、ルードヴィヒもで、驚いた。リリアーヌの逃げなきゃの覚悟を思うと苦しい気持ちになる…。
一人ではどう頑張っても解決できないものを二人で協力してっていうのは良いなあ。
あと、ルードヴィヒのことがあったからもう一度読み直してみたのだが、ちょっと視点が変わって面白いなと思った。
既成事実作って、人知れず囲ってしまえ、と思うのもわかる気がする。人生5回めだものね。
目の前で最愛の人が死ぬのを見るのは、どんなに辛かっただろう。
でも、お互いの事がわかってからは、強かったですね。物語ながら、お幸せにと思ってしまった。
占術師、ちょっとおもしろかった
作家さん買いです。
今回はループものでしたが、大体のループものはけっこう長い時間生き直さないといけなくて大変だよなぁと思っていたので、今回はわりと心やすらかに読めました。
とはいえ、どうしちゃうのよというハラハラ感はありましたが。
ルートヴィヒの愛が重くてよかったですねぇ。
周りから見たらただのストーカーじゃね?大丈夫うちのご主人…と仕える人は思ったのではないかと思う勢い。
ラストの占術師のあんなに効くと思わなくて、というセリフにずっこけました。
じゃあもしかして呪いとかなかったんじゃ…と思って冷や汗かいちゃった。
2人の苦労は一体…?
ルートヴィヒがわりと早めに協力しようと言ってくれてよかったですねぇ。
頑張りが報われるって大事だな、としみじみしました。
程良い長さ
愛が重い〜とありますが、そこまででもないかなーというか、期待していたような重さではない感じでした。命を落とすと決まった時点に戻るという割とみかける設定ですが、ヒロインだけでなくヒーローも実は繰り返していたというのが新しいかなと思いました。ただそうなんだろうな〜とすぐわかってしまい、驚きがなかったので星3です。ヒロインとヒーローが共に元凶を排除するべく覚悟を決め、幸せになるラストは良かったです。