【感想・ネタバレ】いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌のレビュー

あらすじ

誰にも等しく訪れる一日という時間を,見ぬ世の人々はいかに過ごしていたのだろう.暁の別れを描いた『源氏物語』.白昼堂々と跋扈する不気味な強盗.夕暮れに感じる人の命のはかなさ.月や夜景を愛でるこころ.──古典文学のなかの「とき」に眼を凝らし,そこに息づく人々の生きざまや感性を活写する.時を駆ける古典入門!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もうベテランの研究者による「古典探究」の入門書のわうだ。
 最初の庶民の家では、鶏が鳴かないのでは無いかという問題設定からハッとさせられる。
 その他の章でも、きちんと先行研究に目配りしながら、古典世界の昼食は、いつの時代から一般化したのかというような興味深い問題を論じている。
 愉しい新書である。

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2023年04月22日

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