【感想・ネタバレ】そして蝶は花と燃ゆのレビュー

680円 (税込)
408円 (税込) 12月31日まで

2pt

3.3
6件

あらすじ

鳳城組組長の息子・桐弥は、カタギの高校生でありながら、天才的な博徒だった。若頭補佐・雨柳の仮初めの妻として、女装して賭博の女胴師を演じる桐弥。だが、極道見習いの水無月にほのかな恋心を抱く彼を、雨柳は許さなかった。「俺が極道である限り、お前を放しはしない」幼少の頃から兄のように慕っていた雨柳が、危うい色香を放つ桐弥に、修羅の如き執着と情欲の焔を燃え上がらせる。さらに組長襲撃事件が起こり、跡目争いも勃発する中、その独占欲と愛欲に惑う桐弥は――?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 鳳城組組長の息子・桐弥は、カタギの高校生として学校に通いながらも、天才的な博徒だった。
 その才能を買われて、若頭補佐・雨柳の仮初めの妻として、女装をして賭博の女胴師を演じる桐弥。
 けれど、桐弥は極道見習いの水無月に、ほのかな恋心を抱いていた。
 もちろん、そんな桐弥を雨柳が許すはずもなく、修羅の如き執着と情欲の炎を燃え上がらせる。
 そんなさなか、組長襲撃事件が起こり、桐弥の父でもある組長と母親が命を落としてしまう。
 突然の出来事に、ちゃんとした遺言さえもなく、跡目争いも勃発するが、桐弥は組を守るため、博徒としての誇りを守るために、ある一つの決断を下す。
 その決断を下すことは、後戻りのできない道へと歩み始めることで……

 という話でした。
 桐弥は淡い恋心を、まっすぐに自分の道を定める水無月に抱いているものの、その優しい想い想われる静かな日々ではなく。
 自分が博徒として生きるために、胴師として生きるために、雨柳と生きることを選び取る……

 そんな感じで、中途半端な自分を恥じていた桐弥が決断を下し、無理やりな関係が、気持ちの伴った対等な関係になるまでの話。
 表紙の絵のとおり、かなり艶やかな世界だったように思います。
 濃い目のBLが好きな方にはぜひ、オススメします。

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2012年06月04日

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