【感想・ネタバレ】電子出版の未来図のレビュー

あらすじ

2010年は「電子出版元年」といわれた。出版業界は右往左往したが、まだ先行きが見通せないでいる。市場規模2兆円に届かないほどの業界かもしれないが、ライターやカメラマンから組版会社、印刷会社、取次、書店と従事する人の職種は幅広い。では、電子書籍リーダーで紙の本はなくなるのか。出版社や編集者はもういらないのか。2011年はどの方向に進んでいくのか。そんな疑問に答えるのが、米国在住の若きIT起業家。著者は、日本に先駆けて米国で起業し、いち早く電子出版を始め、自らの体験的電子出版論で日本の未来図を描き出す。詳しくは本文に譲るとして、その将来像を「ソーシャル・メディア」というキーワードで説明する。タイトルを「電子書籍」ではなく「電子出版」としたのは、ビジネス(出版業)に重きを置いたから。出版業界はもちろんのこと、IT業界、クリエイターたちに読んでもらいたい1冊である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「電子出版の時代が来ている」と言われているが、実際にその中身がなんなのか、背景や予想などが詳しく述べられている。日本の対策に警鐘を鳴らす著者だが、決して日本の電子出版の未来が暗いと言っているわけではなく、現状のままだとまずいことを指摘し、出版界に発奮を促している。IT関連の話などについていけないこともあるが、電子出版がどのようなものなのか知りたい人にはオススメ。

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2012年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年時点の電子出版の状況が、実際に海外で電子出版に携わる著者の視点から論じられている。
主に日本での電子書籍普及の遅れについてが中心。
2012年になっても日本の電子書籍は、一部のコンテンツを除いて普及しているとはいえない。これからの展望を推測する手がかりとなる一冊。

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2012年02月03日

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