【感想・ネタバレ】夜を急ぐ者よのレビュー

あらすじ

原口泰三。非合法組織に追われる彼は、嵐が接近する沖縄那覇空港に降り立ち、追っ手の目から逃れるためにうらぶれたホテルに投宿する。東恩納順子。ホテル経営責任者。以前は経営に情熱を燃やしていた彼女だったが、夫との死別で今は流されるままに生きている。泰三と順子はかつて愛し合う仲だった。交わることのなかった二人の人生が、緊迫した事態のなかで劇的に交錯する。傑作サスペンスロマン。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりの佐々木譲。

うん、面白く読めはした。「犬どもの栄光」「仮借なき明日」へと続く、初期のハードボイルド作品。

佐々木さんの文体、やっぱり好きだな。男くさくて、でも色気があって・・・。本書もそう。語られないままに終わった“取り引き”の真相もとても気になるが、そういう細部を置いておいても、物語は十分に成立するのだから、すごい。

そして、ラストの場面の緊迫感は…圧巻。



だけど……やっぱり、アンハッピーエンドは好きじゃないみたい。

ということで、★3つ、7ポイント。
2013.06.08.了。


※佐々木さん、逃亡劇がお好きなようで・・・(笑)。

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2015年07月06日

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