あらすじ
覚醒剤常習者による高校球児刺殺事件の裏には、巨大な組織があった。十津川は、黒幕らしき貿易商・江崎の周辺を捜査するが、政財界に強力なコネを持つ江崎は、まったく尻尾をつかませない。江崎がアフリカで私兵の訓練をしていることを探知して、単身現地に飛んだ十津川は、砂漠に一人放り出され、ついに記憶喪失に陥る。そのまま帰国すると、東京でクーデターの内報が。一方、韓国で覚醒剤の取材をつづけていた函館の記者が行方不明になった。日本→アフリカ→韓国と事件は迷走!
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Posted by ブクログ
アフリカの砂漠で意識を失う十津川警部。
妻の直子が現地に向かう。
十津川警部が活躍する源泉が,妻の直子の力だということが分かる。
事件は大規模で十津川警部でなければ扱えないもののようだが,
記憶をなくした十津川警部に情報を提供し,
指針を示唆する亀井刑事の力量も大きいことが分かる。
社会派,西村京太郎の本領発揮。
十津川警部だからこそ許される記述がある。