【感想・ネタバレ】それからの僕にはマラソンがあったのレビュー

あらすじ

ストレスに押しつぶされそうになったある日、ふと思った、「ちょっと走ってみよう」。そうして始まったマラソンは、それからの日々の欠かせない営みとなる。怪我を乗り越え走り続けるためには?タイムや距離をどのようにとらえるか、何をめざして走るのか……、すべてのランナーに贈る、走ることで見つけた仕事や生き方へのヒント。EKIDEN NEWSの西本武司との対談も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 走ることの素晴らしさが大いに語られている。その自己肯定感がすごい。あまりにすごくて自慢に聞こえる。最終的には「美しく走る」となる。

 自分も毎月なんとか100キロ走ろうとしていて、月末にはその帳尻を合わせるためにすごい苦労する。走っていてもバテて座り込んでばかりだ。休憩は気持ちがいいのだけど、何分も休むので追い込まれない。そうして常に敗北感に苛まれる。誰に頼まれたわけでもなく走っており、走っていても敗北感、走らなくても自己嫌悪みたいな地獄めぐりだ。毎回面倒くさくてしかたがない。

 なのでこんな風に思えたらさぞ気持ちがいいだろう。ただ、おかげで太ってもないし、体調はいい。著者は走りながら音楽を聴かないのだろうか。あまりないのだけど、BPMとランニングのピッチがぴったり合うとすごく気持ちがいいし、ずっと走っていられる。井上陽水の『飾りじゃないのよ涙は』が完璧にばっちり合う。

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2024年06月26日

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