あらすじ
私の手が届くところに我が子がいる。それだけのことが、これほどまでに愛おしいとは――。いったん子どもを産むことを諦めた著者が、再び取り組んだ50歳での出産。卵子提供の道を選び、身体の不調に挫けそうになりながらも夫とともに歩み、小さな命を育むまで。前作『私は、産みたい』から6年、母となった喜びを綴る。
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Posted by ブクログ
一気に読まずにいられない本でした。その後も、息子さんが気になって著者のブログを見てみたり。まだまだ油断できない状況とのことですが、母としての、家族としての生活がゆったり営めるような日が早く来てくれるといいですね。
日本人がどうあるべきか、自分の考えがまとまらない私ですが、命にかかわる、こんなにも強烈な経験をされた方が、どのような国の形を目指されているのかも、ブログを通じて参考にしていきたい。
Posted by ブクログ
前作の共著「この国で産むということ」に続き、FPとしてライフプランニングの際に参考にするため、読んでみました。
何度も治療に挑んだ野田さんの言葉で法律や制度について語られているので、当事者の気持ちや要望がよくわかります。
不妊治療を経て出産をされる方がたとえ費用が高額になっても海外を選ぶのは、医療技術が進歩しても法律が昔のままだからなのだ、ということが分かりました。
一方で、平均寿命が長くなっていても、女性の生殖機能は寿命のようには長くならないものだということを知りました。野田さんが著書の中で何度も語っているように、若い方には、ぜひ、身体機能を十分理解して、ライフプランニングを考えていただきたいと感じました。