あらすじ
プロ野球誕生後七十余年、登録選手約六千人からベストナインを選び出す。とにかく強いチームを作るため、打者はポジションではなく打順ごとに選手を比較。また客観的、論理的評価を下すため、投手は年代別の最強投手を決定する。もちろん通算成績の安易な比較は行わない。ミスタータイガース、藤村富美男の全盛期の凄い打点数や、ダルビッシュ有の傑出した防御率なども積極的に評価、その背景を検証。膨大な記録を徹底的に分析する過程で、プロ野球選手に求められる本当の「強さ」が見えてくる。
[主な内容・打者編]◎福本豊vs.イチロー ◎二塁守備を比較する ◎王貞治の真の偉大さ ◎長嶋茂雄の打点を分析する ◎鮮烈!外国人指名打者たち[投手編]◎稲尾和久vs.金田正一 ◎2年目の江夏vs.大リーガー ◎大野豊――42歳でタイトル獲得 ◎2000年代最高の投手は? ◎三大守護神が誇る魔球
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
文字通り、プロ野球をポジション別、投手は年代別に分け、その中で最強の選手を類推した一冊。
特に投手は今のようにローテーション制確率前と後では全然投球回数が変わってくるが、それでも昔の投手はべらぼうにすごかったことを再確認。
そして、『やきゅつく』をやってる自分としては、そのランキング自体が非常に参考になった。
Posted by ブクログ
When I went to the library in University, I was looking for something interesting to read.
At first, I wanted to read a kind of self-improving book, but I happened to find this book.
Its theme is “to select the best nine players from those who have once played in Japan.”
Probably, most of baseball fans tend to select nine players in favor them, but the author does on the basis of statistical dates.
It was very interesting and convincing.
Some players, who I thought they would be selected before I read, are selected.
Who do you think the best players in baseball history?
Posted by ブクログ
プロ野球において、記録に残り記憶を彩るスター選手を分析し、打者と投手における最強は誰かということに迫ろうとしている。ざっと見ただけでも、プロ野球に関してある程度知っているものからしたら、ほとんどの名前は少なくとも聞いたことがあるだろう。彼らが築いた数値を元に比較検証した結果、おおむね納得できるものになっているのではないかと思う。そもそも、最強を決めることになんの意味もないのかもしれないが、時代を作ってきた往年の名選手のことを思い返し、その一方で今のプロ野球とかこつけながらああだこうだ談義するのもまた、プロ野球ファンにとっては尽きない楽しみの一つであることは間違いない。
Posted by ブクログ
1番から5番は打順で選び、6番以降はポジション別。
投手は年代ごと+リリーフ。
記録を基準にピーク3〜5年の成績も重視。
最後の一人は意外な選出だった。
Posted by ブクログ
様々な切り口でプロ野球選手を比較し、説得力のあるベストナインの選出だったのではないかと思う。ただ残念だったのは、著者の個人的な好き嫌いが全面に押し出されていて、選手に対する批判が少なからず本の内容に盛り込まれていたこと。その部分は、読んでいていい気はしなかった。