【感想・ネタバレ】新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙のレビュー

あらすじ

14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。
本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場!

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Posted by ブクログ

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神話の時代からバークリまでの哲学史を物語調で説明されており、また、文体も平易なため、難解そうな哲学の内容も分かりやすく理解できた。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

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哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロック、ヒュームの部分が個人的には特に面白かったです。
上巻を読んだ後だと、"ソフィーの世界"の中で、クナーグ=神、ヒルデ=天使、ソフィー=天使の幻視の中にある神の母性??という謎で終わる。

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2021年03月05日

Posted by ブクログ

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哲学の歴史を14歳の女の子を通して学べた。
パラレルワールドはネバーエンディングストーリーみたいだった。

初版時、話題になったけれど、絵が怖くて読めなかった。
大きさは上下巻分かれている方が持ち運びやすく良いと思う。

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2021年08月22日

Posted by ブクログ

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この本のいいとこは、西洋哲学史のお勉強感なく読める点だとおもう。主人公の15歳の少女(ソフィー)の視点から、彼女の日常を織り交ぜて、不思議な手紙を通じて物語が進んで行くので、読みやすかった。この本では、古代ギリシャ〜中世〜ルネサンスの哲学者たちが、自分たちを取り巻く世界がどのように生まれたのか?自分たちはどう生きるべきか?を問い続けている様子が描かれていた。哲学者たちの生きた時代背景、哲学者たちの考えと、そして、後世に与えた影響が説明されていた。筆者が伝えたかった点は、哲学者たちの問いが、現代の我々にも通じる問いであり、それを知ることは意義のあることだってことだとおもう。一般的に歴史は積み重ねであり、同じ過ちを繰り返さずに、よりよく生きるためには、昔の人が考えてきたことを知ることは、重要だからだとおもう。

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2020年01月08日

Posted by ブクログ

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哲学の歴史を学びながら、不思議なことに巻き込まれていく少女ソフィーの物語。
噛み砕いて教えてくれる先生の説明は、哲学初心者の私でも分かりやすい。知識として定着させる前段階の、興味を持って自分の頭で考えることや、人の体温を感じるような哲学に直接触れられる点が良かった。ソフィーは先生の話についていけているようだったけれど、じっくり腰を据えて考える必要のある事柄も多くあった。
先生も含め、ソフィーを取り巻く出来事は不可解で不安を掻き立てられる。上巻の最後は、人間を弄ぶ神の存在が示唆されてSFホラーの様相だった。

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2023年09月22日

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