【感想・ネタバレ】これからスマートフォンが起こすこと。 携帯電話がなくなる!パソコンは消える!のレビュー

あらすじ

iPhone3Gの登場から3年。アンドロイド採用端末の大量リリースもあって、いま世界のパーソナルな通信端末の主流は、携帯電話からスマートフォンへと急速に移行しつつある。そもそもスマートフォンは、ビル・ゲイツはじめIT界のトップランナーたちが追い求めてきた究極の製品だ。
しかし名前はスマート(賢い)でも通信の世界ではデタラメで無秩序なスマートフォンは、通信事業にとって受け入れることのできない存在だった。それがなぜここにきて一気に現実化しているのか。クラウド・コンピューティングの発展、ソーシャル・メディアの人気化、そして“自由への渇望”。スマートフォン大移行の背景には、互いが影響を及ぼしながら同時進化する巨大な連鎖反応があった!そして、連鎖反応の先にあるのは…。
技術、産業、経営から製品評価まで、エレクトロニクスの世界を見つめ続けるジャーナリストにしか書きえないスマートフォン理解のための決定版。やりたい放題のスマートフォンにちなんで煩悩と同じ数(108)のキーワード解説をページ下段に搭載。さらに、あの伝説的なテクノロジー・ヴィジョナリスト、元SCEの久夛良木健氏による特別寄稿は超必読!

※本書は2011年6月に東洋経済新報社より刊行された『これからスマートフォンが起こすこと。』を電子書籍化したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジュンク堂で時間つぶしのためにふと手にとって見た本.

IT独特の時代の速さを少し前の歴史を振り返りながら,未来を予想する.
ここ数十年での変革の速さには改めて思い出される.将来は...読んでからのお楽しみ.

たまにはこういうベンチャーな話もいいもんだと思う.
ベンチャーよりな考えの人には楽しく読める.

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

本が出版されてから6か月後に読んでいるけど,ここで書かれている近未来が次々と現実となっている。変化し続けるデジタルデバイスにユーザーも対応しなければ…と感じました。

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2011年11月08日

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副題には「携帯電話がなくなる!」、「パソコンは消える!」とある。
ただし何か新しいことを言っているわけではない。

はじめにの章にある「パソコンやスマートフォンを使っている人と、使っていない人には大きな情報格差が存在するということだ」(P.3)が主張の骨子だ。「スマートネイティブ」という言葉を使ってその違いを強調している。
この本が出たあと短い間にも本書で取り上げられなかったLINEやcomm、カカオトークなどの出現と広がりが起きている。LTEの競争も本格化。動きは早い。

タブレットやフェイスブックにも話がおよび、全体を多くの人が理解できる言葉で説明しているという印象。

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2013年01月06日

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2011年6月発行の本なので、今から1年半前になります。このころはauもまだiPhoneを扱っていない状況ですが、現在の状況と本の内容を比較すると概ね、作者の予測した状況になっているようです。
スマートデバイスが携帯電話にとって代わるというのは、誰でもまあ思いつくといえば思いつきます。それを、サービスやビジネス、コンテンツを絡めて丁寧に説明しているのが良いです。

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2012年10月03日

Posted by ブクログ

iPhoneの登場。アンドロイド採用端末の大量リリース。いま世界のパーソナルな通信端末の主流は携帯電話からスマートフォンへと急速に移行しつつあります。スマホに何ができるのか?それが解説されています。

この本は先日読んでいました。しかし、これだけスマートフォンが身近な存在になってくると何を買っていいのかわからなくなりますし、スマートフォンでいったいどういうことができるのか?そういった疑問について、本書は余すことなくそれに答えてくれるものであると思っています。むしろ、ここまでいくともう『電話』ではなくて通話の機能も搭載したポケットサイズの『パソコン』といっても差し支えはないのではないのでしょうか?

アップルのCEOであるスティーブ・ジョブズ氏が『もはやパソコンの時代ではなくスマートフォンやタブレット端末が中心のデバイスになる』と公に発言し、この記事を書いている段階ではどうなるかわかりませんが、あのヒューレット・パッカード社がパソコン事業を分離させてほかの会社に事業を売却する、なんていう話もあって、本当に時代は動いていると感じます。

そして、この本で一番気になったのは先の東北・関東大震災の時にスマートフォンやパソコンを使ってツイッターやフェイスブックにアクセスしてメッセージのやり取りをしたり情報を収集できる人間と、そういったデバイスをまったく使いこなせないテレビや新聞に情報を頼っている人間との間には深刻なまでの情報格差。いわゆる「デジタル・デバイド」が深刻なまでに広がっているのだという話は読んでいてぞっとしました。ほかにも、さまざまな形でスマートフォンがもたらすであろう未来が提示されていますので、興味をお持ちになった方はぜひ一読をされてみてはいかがでしょうか?

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2012年01月08日

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スマートフォンは、高性能ケータイではなく、小型の移動でネットにつなげるPCと考えた方がよいと考えている本。

ある意味、今となっては当たり前だが、当時は画期的な考えだと感じた本だった。しかし、ガラケーと呼ばれるケータイも未だ需要があるところをみると、音声通信、データー通信では、使いたい形態が異なるかも知れないと思う。

著者は、スマートフォンは小型PCだとして、小型PCを常に持ち歩くことができることの可能性と、それによる社会のメリット・デメリットを考察している。

スマートフォン・タブレットは、今までのPCを携帯可能としたことによって、クラウド、ソーシャル化からくるSNS、社会インフラの携帯の電波、コンテンツビジネスなどが変革の波にさらされると書いている。

急激にスマートフォン化が進む世界で、それができることが世界を変えていくことになると思わせる本だった。

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2013年04月22日

Posted by ブクログ

我々の片手に収まってしまう程度のサイズであるスマートフォンが多方面に多大な影響を及ぼしているという事実に合わせ、今後この端末が人々の生活と切って離せないものになっていくだろうということを改めて実感。iPhoneをきっかけに(正確には初めて一般的に広く受け入れられたスマートフォン端末)発展していったスマートフォンが、電波などのインフラを構築する企業から様々メーカー企業がこれまでのスタイルを変えていかなくてはならないほどの影響を与えている存在となっていたことに驚きを隠せない。往来のガラケーからなんとなくでスマートフォンにシフトチェンジした自分にとってスマートフォンと言うものの存在定義を改めさせられた一冊。

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2011年09月23日

Posted by ブクログ

■琴線ポイント
●ウルトラバイオレット
例えばBDなどのコンテンツを購入したら、ケータイ・スマホなどの配信でも見られるような仕組み。別の方法で楽しむ場合にそのコンテンツが割引になる、または無料で楽しめる。
これを応用して、書籍でも同じようなことが可能になればいい、と思った。本を買えば(雑誌であっても)それを現物で読む事ができるし、手元にないときに電子書籍でも閲覧が可能となる。これは便利だ。
書店は大きく減少するかもしれないが、無くなることはないと信じている。本屋をぶらつく楽しみ、というのは今のスマホ世代にも共通するはず。。そうじゃないのか?
コンテンツオーナーシップの欠如。

●スマホは携帯であり、パソコンである。
PC画面世代、携帯画面世代→スマホ画面へ向かう。それで事足りる。

●地デジ化を急ぐ理由、急なスマホの展開、LTEへの期待、WIFIがどんどん便利になる訳、全てがつながっている。改めて認識。

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2011年07月09日

Posted by ブクログ

少し前に書かれた本なのに、昨日、今日起こっていることをまるで予言したみたいにぴったりと当たっている。
もちろんある程度予想できたこともあると思うが、少しびっくりした。
スマートフォンが回線を圧迫すること、それによって通信事業者の構図が変わってくること。LTEへの転換やモバイルWimaxの開放。
これらを活用したMVNO。
Appleがicloudをはじめることなどなど。
読みながら今まさにそうなんだよなぁ。って思いながら読みました。
できれば1ヶ月前に読んでおきたかった・・・。
次はどんなことが起きるんだろう。

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2011年07月06日

Posted by ブクログ

スマートホンはパソコンである。しかも、クラウドと一体化したマルチデバイスのひとつである。この指摘だけで、スマートホンが従来の携帯電話と異なるということがハッキリとわかる。
リアルな人間関係や位置情報と一体化したスマートホンと、スマートホンとクラウドの連携でネットに繋がっていることさえ意識せずに利用される各種サービス。このことが私たちの生活に与えるインパクトの大きさは、まだまだ想像もつかないものだと思う。確実にいえるのは、歴史的に見て、革命といえる時期に立ち会っているということでしょう。

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2011年06月22日

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ITの専門家が、パソコン、スマートフォン、ケータイについて述べた本。実態と今後の予測が書かれている。パソコンは高性能だが、ウェブにアクセスすることにしか使わない多くの人達には、スマートフォンだけ持っていれば事足りることから、スマートフォンの保有数が爆発的に増加すると予測している。特にアンドロイド搭載機種が勝ち組になると予想。印象的な記述を記す。
「アンドロイド搭載機は、親機としてのパソコンと同期しない代わりに、クラウド型サービスと同期する。コンセプトの違いは明確で、端末としての独立性はアンドロイド搭載機の方が高い」p51
「インターーネット上での評判を見ると「ipadはあれほど高速で動くのに、パソコンは遅くて使いづらい。本当にipadの処理能力は素晴らしい」という感想もしばしば目にする。実際はパソコンの方が処理能力は高いのだが、そう思わせてしまうところがアップルの「魔法(マジック)」なのだといえる」p70

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2018年11月13日

Posted by ブクログ

 表紙には大きく「パソコンは消える」と書いてあるが、P211には「スマートディバイスがパーソナルコンピューティングの主役になったとしても、従来のパソコンが価値を失うわけではない・・・パソコンは・・・今後も家庭と企業の両方で求められていく」って、どっちやねん!消えないってことなのかいと突っ込みを入れてみる(笑 但し書きには「個人に帰属するコンピューターは違う」とある。ということは、個人は全てスマホを利用することになると著者はいいたいのかもしれない。

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2015年08月27日

Posted by ブクログ

時代と共にデジタル機器もどんどん変革する。
大震災時、情報機器を通してTwitterで情報通信の大切さを痛烈に感じました。

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2012年04月14日

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今後のスマートフォン業界とパソコン業界の関係がつかめる良書。しかし技術の進歩もすごいが、その技術を生かして次の事業を考える人というのが凄いな。おそらくには影には大量の失敗談があるんだろうけど

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2012年01月09日

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スマートフォンは携帯電話でなく、PCに通話機能を付加した位置づけといえるのだろう。そのスマフォンはいつでもどこでもPC+αの機能を使えるのだから、それを使いこなせるようにしたい。その前にスマフォンを買いたいなぁ・・・・

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2011年11月10日

Posted by ブクログ

ちょっと大げさすぎるタイトル(見出し)だな。

勿論そのつもりで読み始め。
コンテンツやサービスとしての今後の展開に関して
面白い内容はありました。

ただハード面などを考慮した話かというと「?」です。
携帯、パソコンとの区別はまさにハード面なのですが。

どちらも減少はしてもなくならないでしょうね
特にパソコンはどんなサービスやコンテンツが提供されても、
まだしばらくはUIなどハード面、ソフト面どちらをとっても
扱いやすさからパソコンを使い続けます。

まだまだサービスが始まっても通信網といいUIといい、
スマートフォンやタブレットでは不満が満載な現状なので。

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2011年09月29日

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80年代に始まったPCの世界にパラダイムシフトが起きていることを感じた。 これからはPC一辺倒ではなく、PC、タブレット、スマホが持分をすみわけ、とりわけスマホがパーソナルデバイスとしてPC機能の末端市場を大きく支配してゆくであろうことが判った。 iPhone, アンドロイドそれぞれの強み、弱みもあながちIPhoneの一人がち状態も次第に下火になりアンドロイドとの均衡が訪れることを期待する。 
各社とも立ち止まってはいられない、 この言葉が印象にのこる。 PC支配の世界が去り、有線通信の世界が様変わりし、  次の30年後は、どのようなデバイスやインフラが台頭しているのか想像してもなかなか思いつかない。  人類はどこまでテクノロジーを追及して行くのだろうか。

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2011年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代の流れがすごく、速くなってますよ。
常にアンテナ張ってましょうね。
って本だと。

まぁその流れに乗らなきゃきついだろうけど、敢えて乗らないって選択肢もあるよね。どの流れが正しいか、その場じゃなかなかわかんないし。
はてさて。

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2011年07月30日

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