あらすじ
地デジは第一歩。
お茶の間の主役が「パソコンみたいなテレビ」に交代。
「地デジははじめの一歩」にすぎない。日本のテレビ放送が地上波デジタル放送(以下、地デジ)に移行すると、いままでのテレビでは番組が見られなくなる。この事実ばかりが日本で注目されているが、本当に衝撃的なのは、テレビがネットにつながったインターネット対応テレビ、通称「ネットテレビ」が登場することだ。実際、2009年6月に地デジ移行した、アメリカでは大きな変化が起きている。アメリカで起こっている出来事をもとに、テレビの将来をハードとソフトの両面から解説し、さらにはテレビにまつわるビジネスに新規参入してくる勢力(グーグル、ヤフー、新興テレビメーカー)についても最新の情報を提供する。
※本書は2010年11月に東洋経済新報社より刊行された『ネットテレビの衝撃』を電子書籍化したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2010年11月発行の本であるので、2013年10月現在ではほぼ3年前の本となる。内容的にはそのまま既に実現したこともあるし、うまくいっていないこともある。または予想以上に早く進んだこともある。この世界はそのようなものだと思っている。
本書の内容は、特にアメリカの実情を踏まえて、メディアやビジネスモデルが変化する中で、これから日本でもどのようなことが起こるかについて多くを語っている。やはりネットというインフラが整い、スマホなどのネット端末ができると動画というコンテンツの位置づけが変わっていくのは必然だという風に感じた。
著者は技術者というよりは、コンテンツという側面で見ているので、私からすると信用度が高いと思った。
Posted by ブクログ
日本のテレビ業界の遅れを感じさせる。テレビ業界こそ、進化のチャンスがあり、進化しなければならない分野ではないだろうか。この本をキッカケにテレビ業界が進化して欲しい。
Posted by ブクログ
ネットサイドから見ると、当たり前のことが書いてあるが、メディア側から見ると衝撃的な内容。
10年先はわからないが、50年先には必ず今のテレビの形態はあり得ないわけで、その時点で、もしくはその前にどうなるのか、今のメディアは同すべきなのかを是非考えたい。
Posted by ブクログ
4/24
【前】新たな時代をつくる製品の理解。そして、今後の広告のあり方を想像する。
【後】様々な外部環境の変化。どこもプラットフォームを確立しようと新規参入が盛ん。仕組みの説明が多いので、何度か読んで理解する必要がある。
Posted by ブクログ
認知度ではなく売り上げの向上に貢献する広告が求められている
広告はある程度の「無駄」が許容されていた その無駄を省く方向に世の中は動いている
日本の代理店はこの無駄モデルを守ろうとしている でも企業はこの無駄モデルには見向きもしなくなって行くんじゃないか?
コンテンツサプライヤーはアクセス数や購読者数と言った単純なアクセス数を競うアナログ時代の広告の考えに基づくメディアビジネスの終焉を見越してコンテンツはビジネスは有料しかないと言うか結論に至った
大手ブランドの端末のウリは公式コンテンツを使える事だったがコンテンツホルダーが無料配信を積極的に始めたためにそのビジネスモデルは崩壊しかけている
テレビは性能ではなく使い勝手で選ばれる時代になった
テレビエブリホエア ケーブルテレビがパソコンで見られる
ネットフリックス
インターネット上に大量にある情報をセレクト出来るサービスが必要
Posted by ブクログ
現在のネットやメデイアの動きについて、非常に幅広く、世界的な視点で報告している。
日本の現状を思うと気持ちが暗くなる。
既存メデイアの既得権しがみつきと、JAの米農家しがみつきと、どちらの罪が重いだろう?
Posted by ブクログ
テレビはビジネス的にもコンテンツも技術も何となく安定してずっと進んで来た感じがあるけれど、大きな曲がり角に来ているのだろう。(もしかしたら既に曲がり角を曲がったのかも)
これからどうなっていくのだろうかということを考えさせられた。
しかし幅広く調査している著者に脱帽。
これは資料としては非常に価値がある一冊である。
Posted by ブクログ
2010年11月に発行されているが、こうした本の宿命で、すでにデータが一部古くなっているのはやむを得ない。それでも、テレビビジネスが変革に向かっているのは十分実感できた。
日本では、広告主体の無料放送が一番大きいため変革がワールドワイドに比べて遅くなるかもしれないが、コンテンツ提供の形態が多様化され、一部にシュリンクされていく気がする
Posted by ブクログ
TVがネットにつながったら・・・ TV先進国であるアメリカの現状から日本のTVを取り巻く環境や経済圏がどうなっていくか占った一冊。
現状把握や既にオープンになっている今後について、ベーシックに把握するのに最適の一冊。知ってるつもりになって漠然としていたモヤが晴れました。
高画質ではなく、使い勝手へ。TVにTVコンテンツ以外が流入し、異種格闘技状態に今後ますます突入していくという中、「TVってなんなの?」という本質的提供価値にしっかり目を向けていれるかが結局は重要なんだろうと思います。
あとは、日米の文化背景・経済背景の違い。広大な土地・個人の志向がマストレンドより重視される個性の国民性・有料コンテンツの抵抗感の差などなど。「アメリカではこう、日本ではそこがこう違うとしたとき、日本のTVの未来はどうなるか?」という咀嚼が個人の力で必要になる。日米で共通するところ、まったく異なるところ。それをしっかり把握して読み解きたいです。
Posted by ブクログ
アメリカとかのTV事情についてさらっと書かれている。知っている人にとっては特筆すべきことはなさそうだが、自分はあまり知らなかったので役に立った。
日米英の広告収入/有料放送収入の比較表はなかなか興味深かった。米英は有料放送収入のほうが多い(世界の常識らしい)。日本は広告収入と有料放送収入が同じくらいで「お、意外と有料放送収入多いんだな」と思ったら、その半分近くがNHK受信料とかww
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ボクシー
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アジアではアメリカの番組が放送
海外ではスカイプTV
スマートフォンのアプリではキャリアは儲からない
アフリカでは固定回線を飛ばしていきなりモバイルブロードバンド
オーバーザトップ:STB無くしてネット上のコンテンツをTVで視聴
ネットフリックス 定額制$8.99
DECE ソニー、東芝etc.
CDN
アカマイ 世界に65,000台
途上国ではケーブルTV。モバイル放送普及する?
ISDB-Tmm 30fps ワンセグの倍
世界では有料放送は普通