あらすじ
自分が38歳になるなんて想像したこともなかった。いや、想像しないようにしていたというのが正確な表現か。世間的に38歳というのは、いわゆる「オヤジ」まっただなかの年齢だ。この本は、そんな世代をこれから迎える人たちへ向けたものである。初めに断っておくが、僕が本書で定義する「オヤジ」とは、年齢的なものではない。あらゆること――家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型に至るまで――を、よりよき方向へ改善しようとすることを放棄してしまったものたちへの表現だ(前書きより)。迷える「君」に贈るこの時代の知恵とルール。
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Posted by ブクログ
本書は今から10年前に書かれたものだが、現在の著者の本と比較しても相変わらずぶれることなく内容も古びていない。
アイディアと思考を繰り返し行動に移すことの重要性、特に「面倒くさい」は思考を停止した人の自覚のない敗北宣言というのは衝撃だった。昔は普通にやっていたこと等が最近面倒くさく感じる事が多くなってきたがそれもオヤジ化への第一歩なのかもしれない。改めて考えさせられた。
自分も常々感じていることだが仕事の話を電話でするのは危険というのは同感だった。忘れる可能性があるし、何より電話中は他の事が何もできないし、作業をしている時に電話がかかってくると集中力が途切れる。「他人の貴重な時間に割り込んでくる乱暴な連絡手段」というのは確かにその通りだと思う。
「時間」の価値を最上位に考えている自分としても改めて確認することができたのでよかった。
働く人すべてに役に立つ良書。一読の価値ありです。
Posted by ブクログ
「オヤジ」=思考停止してる人間、情報弱者、保守的な常識を変えたがらない人たち・・・
こういう人間になってはいけない!ということを25歳、28歳、32歳、35歳、38歳のリアルな悩みに応えていく形式で似たような主張が繰り返されている。
非常に合理的で、共感できる部分も多々多々あるのだけど、感情的な部分でじゃあそうなれるかと言うとやっぱり自分の弱さが邪魔をする。不平不満ばかり言ってる友だちとは縁を切りたいと思うけど、やっぱりさみしいもの。家族が大切だなんて倫理観は刷り込みかもしれないし夢や努力の邪魔になるかもしれないけど、やっぱり家族がいるからこそ得られる精神的な安定や充足感は何物にも代えがたいんだもの。
堀江貴文氏はきっと自己矛盾の幅が非常に少ないから楽に生きられて、それと同じくらいかそれ以上に苦しみも多いのかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
ホリエモンのどストレートな意見
完全に、全て同意ではないけど、今を必死に生きようと背中力強く押してくれる言葉多かった。
1時間半位でサーっと読めた。
メインな主張は
◆もっとやりたいこと挑戦しろ
◆情報を所持しろ(情弱は時代から振り落とされる)
◆思考を止めるな
だと思う。
20歳の子を面白がらせる話題を持ってる70歳
オヤジではなく、感性は常に若くありたいな
※書籍のオヤジの定義は「仕事も家族もすべて良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者」秀逸
しょーもない、劣っていく一方のオヤジにならないために、思考を止めない。大事。。。
情報を常に仕入れて、行動、思考を止めない
正直疲れて放棄したいけど、放棄した時の後悔もわかるし、この本で書かれてる末路見ると、あーーーまだ若いんやから時間大事にしよ、と思った。
Posted by ブクログ
「○○歳の君へ」の中で、随所にホリエモンが考える幸福論をあてはめ「そんなの幸せなの?」「それで面白いの?」という批判が多数。ホリエモンの考える幸せ=蛮人の幸せではない。
例えば、
・旧友と馴れ合うことを否定
・家族、子供、一夫一妻を否定
・終身雇用のサラリーマンを否定
といった感じで一般的な幸せを真っ向から否定する。固定観念にとらわれないのはいいが、幸せの尺度は人それぞれ。「それで本当に幸せなの?」と聞くが「うん、幸せだよ!」って自信をもって言える人は多いと思う。ホリエモンはきっとそういう人達を狭い世界で生きている人達と一蹴するだろうが…。グローバル化、IT化していく世界で、人の幸せとは何なのか最近考えるようになった僕はホリエモンの考える幸せが幸せとは思えない。
巻末の福本先生との対談で、そこをたしなめられてちょっと安心。