あらすじ
●実際Web3って、何なのか? ポジショントーク抜きの本当のWeb3
・Web3については、参加のハードルが高いものもあり、ビジネスの実態が今一つつかみにくいところも多い。そこで本書では、(1)Web3の基本から、(2)実際にどんな企業がどんな事業をしているのか、(3)現在Web3はどんな地点にいて、今後どうなっていくと考えられるのか、図解や事例を踏まえながら解説していきます。
●PC黎明期からWeb1.0、2.0、モバイル…と常に最先端を走る著者ならではの解説と、これからうまくいく人の行動原理
・Voicy等でも活躍中の著者は、PC黎明期からコンピュータ業界に携わり、マイクロソフトでも先見的なエンジニアとして活躍。現在もWeb3の核は何かとプロジェクトをスタートさせています。そうした著者ならではの視点や、技術の変化を踏まえていかに動いていくかという仕事の仕方は、すべてのビジネスパーソンに必見の内容です。
※内容的に、過去に販売されていた中島さん著の電子書籍『中学生にもわかるWeb3』と一部被る部分がございます
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
Web3に関する初学者向けの本。概要を理解できる。
X2Earn関連の話題からスマートコントラクトまで幅広く扱っている書籍であり、概要を理解するには非常に良い。
SandboxやRKTFTなどの事例も扱っていて(なぜかメタバースが扱われているのは謎だが)読者にもイメージしやすい。
ただこの本で重要なのは一番最後の章であり、コードをかけないと(例えばオンチェーン上にデータを書くなど)、今後のトレンドには追いつけなくなるという真理が一番刺さったので、興味があれば最後の章だけでも読むことをおすすめしたい。
Posted by ブクログ
⚪︎そもそもWeb3とは
Web1.0=コンテンツをサービス事業者が提供するサービス。運営者と利用者がはっきり分かれている。
Web2.0=コンテンツをユーザ自身が提供するサービス。Instagram、X、YouTubeなど
Web3=ブロックチェーンを活用した特定のサービス事業者に依存せず、人手を借りずに自律的に運営されるサービス。
⚪︎スマートコントラクトとは
ブロックチェーン上にデプロイされたアプリなどのサービスにおいて、発生する取引を人手を介さずに自律的に履行させる事ができるプログラム
⚪︎NFTとは
Non-Fungible Tokenの略で代替不可能なトークン。デジタル鑑定書のようなもの。希少性がイコール価値となり値段がつく。今後高く売れるかもしれないという期待によって飲み値段が決まるため、先行者だけが得をする仕組み。ぽん字スキームやねずみ講とビジネスモデルは一緒。
⚪︎Web3は出る釘を探しているハンマー
使い方がはっきりしていない技術が先にあり、後からニーズを探している状態
⚪︎手を動かして自分でローンチする経験を積め
市場調査して、消費者のニーズや市場規模を把握してから開発するというアプローチはダメ。そもそもの消費者があまり少なく、顕在化していない重要なニーズが発見できない。その発見のためにもまず手を動かせ。個々のエンジニアが起こす小さなイノベーションが企業によって上手に引き出されれば、世界を変えるような大きなイノベーションにつながる。これは非常に重要な観点だと思った。