【感想・ネタバレ】僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.のレビュー

あらすじ

カンボジアに学校を! 向井理主演映画原作

向井理主演で2011年秋に公開される同名映画の原作ノンフィクション。医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんな彼が、<150万円を寄付すればカンボジアに小学校が建つ>というパンフレットを偶然見かける。「これだ!」と感じた甲太は、仲間を募り、クラブでのイベントを企画して、何とか150万円の捻出をはかろうとする。それと同時にカンボジアにも出かけ、売春宿で働く少女たちやエイズの問題、地雷除去やゴミ山で暮らす人たち……などの過酷な現実に触れ、自分たちとのダメさ加減と正対することになる。けっしてきれいごとだけを書いているわけではない彼らの行動は読む者に勇気と元気を与えるものとなっている。笑って泣けて考えさせられる青春ストーリー。 TV「王様のブランチ」でも取り上げられ、“いま、自分に何かできることは?”と多くの人の共感を呼び、話題沸騰のノンフィクションを電子化。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「これが自己満足でも、偽善でもなんでも良い」
「間違ったならそれを正して、人に嫌な思いをさせたら謝って、何かを考えながら、良い人と悪い人を行ったり来たりしながら、素直に生きていけば良い」
「僕はヒューマッハより汗を流した。シューマッハは僕の何百倍も人を救っていた。人を救うと言うことは、自らが力を持つということなのだろうか」

0
2022年01月06日

Posted by ブクログ

カンボジアに小学校を建てるために奔走した大学生のノンフィクション。

カンボジアに小学校を建てようと思ったのは、カンボジアの現状を知り使命感に目覚めたからではなく、たまたま150万円の寄付でカンボジアに小学校を建てることができるというパンフレットを見たから。そして熱中できる何かが欲しかったから。
んな切っ掛けで始めたことを人は非難するのだろうか。いや、素敵なことだと思う。「何か」やりたいの何かが、たまたまカンボジアに小学校を建てることだった。

そのための150万円をどうやって集めるか? クラブイベントで稼ごう。どうやってイベントに人を集めるか? クラブに行ってナンパして集めよう。
そんな行動を人は不謹慎というだろうか。いや、素敵なことだと思う。自分ができることを自分で考えて自分で行動する。
行き当たりばったりかもしれない。思いだけが先走りしているかもしれない。でも行動できることが素敵なのだと思う。

実際にカンボジアに行き、想像の枠外にある現実を見る。自分の行動で何が変わるのかと打ちのめされる。
でもだからと言って諦めるのでなく、だからと言って心改めるわけでもなく。そこも素敵なのです。東京の普通の暮らしを満喫し、普通であることの素敵さに感謝する。
最初から最後まで普通のイマドキの大学生。そんな彼らが無茶苦茶だろうが何だろうが150万円集めて、カンボジアに小学校を建ててしまうのです。
やりたいという想いを継続させ達成させてしまうのです。
自分ができることを自分で考えて自分で行動する。
そんな素敵なことがあるでしょうか。

0
2019年09月24日

Posted by ブクログ

大学生のあんちゃんの体験談らしく読みやすい文章だった。動機はどうあれカンボジアに実際に学校を建てた行動力がすごいな。なかなかできることじゃない。

0
2019年05月11日

Posted by ブクログ

150万でカンボジアに
小学校を建てる!
ノンフィクション


今年上半期一番のオススメ!

感動と素直な勇気と
物事をすすめるエネルギーをもらえる本

すべての中高生に読ませたい本です

0
2016年05月17日

Posted by ブクログ

本当にすごい、尊敬する葉田さん。

海外ボランティアへ行く決心を決めさせてくれた本。大事な本。

行動に移すことの大切さ。

0
2016年03月29日

Posted by ブクログ

凄く真正直な作者だ。
難しく飾った文章じゃなく、思った事を正直に書いてる。
作者はこれをきっかけに今でも活動を続けてるみたい。
思っててもなかなか出来ないのが現実。
あっという間に読める内容だけど、考えさせられる事がいっぱい詰まってた。

0
2015年07月15日

Posted by ブクログ

何気なく大学生活を過ごしていた主人公が偶然見かけたパンフレットの150万円でカンボジアに学校を建てるというプロジェクトを知り不器用ながらも奮闘していく話。貧困、AIDS、過去のポルポト派の虐殺の歴史等実際に見た人しか表せないようなリアルさが感じられた。

0
2013年01月15日

Posted by ブクログ

大学生の等身大の言葉で書かれていて、
その飾らなさがよかった。

共感しまくりだった。


非道なシーンを見てその時はかわいそうなんて思っても、
その日の夜にはあったかい夕飯を笑いながら食べてるし、
お金を無駄に使って遊んだりもする。

でも、ときに、
「あの子のあの笑顔が見たいから」
そんな単純な理由でがむしゃらに頑張れるときもある。


人が頑張る理由なんて、それで十分なんだと思う。

0
2013年01月02日

Posted by ブクログ

150万円で大学生がカンボジアに小学校を建てるまでの話。「学生生活何かしたい!」そう思って行動する姿は等身大で、素直な感じを受ける。私も学生で何か動くキッカケがほしいなと思ってるので共感できる部分も多くあった。

0
2012年10月20日

Posted by ブクログ

今、自分が感じている普通がいかに幸せなことか。
幸せ、貧しさ、支援、HIV、いろいろなことについて、作者の素直な感想や、自分への駄目だしが書いてあり、それらが抵抗なく心にすっと入ってきました。
大学生の今、読めてよかった本です。

0
2012年10月12日

Posted by ブクログ

大学生の時にカンボジアに小学校を建てるためにお金を集めた、そして小学校が建った。そこまでのドキュメンタリーだったけど、著者が今NPO法人をつくり活動を続けていることをWEBで知った。そのことに、熱い感動があふれてきた。

大きくはなくても何かはできる、そういう感覚がもてることは、それだけで恵まれているというか、才能というか、尊いと思う。

0
2024年05月26日

Posted by ブクログ

高校時代に読んですごく影響を受けた本です。
同世代の人たちが感じたことを等身大の言葉で書かれていて、難しい本を読むより生々しくカンボジアの現状を知れました。
同じ学生でも興味だけでなく行動に起こしている人がいるということにすごく刺激を受けました。

0
2021年08月27日

Posted by ブクログ

すごいなーって思った。本当にどこにでもいる大学生なんだろうなって印象を受けたし、資金を集める方法なんてまさに大学生らしいなと思ったけど。でも、だって実際に建てちゃうなんてすごい。カンボジアに学校建てちゃうなんて。この後映画も観ました。少し設定はズレているけど、本とリンクして思わず泣いちゃいました。人ってあったかいですね。

0
2017年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるべく飾らないように考えていることを本心で語ろうとしている印象。
人間何らかのことに対して同情や可哀想だと思う心があるけれども、それを見て見ぬふりをする人が圧倒的に多い世の中だし、そのことを改善しようとして行動している人だってそれ以外のことも普段当然考えている。
この本は「僕は性欲もあるしワンチャン狙いたいしもっともっと遊びたいと思ってる普通の大学生だけど、それでも発展途上国に学校建てることができた。学校なんか建てちゃうのは普通の人には決してできないことだと思わないで、行動しようと思ったら行動してみたほうが良いんじゃないかな」ということを遠まわしに書いているのかな。
面白いけど二回読もうとは思わない。

0
2016年07月31日

Posted by ブクログ

横書きだから読みにくいかな、と思いましたがさくさく読めました。行動力がすごいと思います。
ボランティアをやる人だって合コンもするしAVも見る、というのはいいのですが、ポイ捨ては・・ 私の中ではポイ捨てはナシです・・。

0
2013年09月18日

Posted by ブクログ

正直、チャラけた大学生がボランティアにちょっと携わって、日本との違いにただ感動して、それを大げさに書いてるだけのようなお話やと思ってました。

ただ、読んでみて、個人的にこの人は嫌いではない。
いっぱい突っ込みたいところはあるし、考え自体はめっちゃ浅はかやし・・・

けど、頭で考えていることは浅はかでも、心の底から湧き上がってくる「何かしたい」っていう想いに、正直に、真っすぐに行動している筆者がうらやましく思いました。

極めつけは、最後のあとがき。
カラオケもコンパも嫌いじゃないし、それはそれで楽しい。
けど、人間の喜びや本当の笑顔っていうのは、もっと違うところにあるということを、思い出させてくれました。

多分、学生の頃に読んでたら、そのまま読み流してもおてたから、今読んで良かったと思う。

0
2013年08月27日

Posted by ブクログ

気になってたけど、映画になっちゃって、ミーハーかな?とか思って読めずにいて…でも、漸く読んでみた。

1時間もあれば読めちゃうくらい、軽いノリだけど、重たい現実を伝える真摯なマナザシ。
変な正義感や、理想論を振りかざす訳じゃない。
乗りかかった舟的な、行きがかり上的な…。
むしろ、その本音な感じが好感を持てた。
悲壮感たっぷりの支援より、よほど良いエネルギーが届けられたことと思う。
読んでよかった。

0
2013年06月20日

Posted by ブクログ

現実を見せつけられて、とても胸が苦しくなった。
きっと、1人1人のこの思いが世界平和につながると私は思う。
これが実話なんて、いまの若者もやりおるね。

0
2013年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<感想>
葉田さんの見たまんま、感じたまんまの表現がとても気持ちいい。
カンボジアに行ったことを思い出した。子供達の笑顔、家族を思う心、勉強熱心さ。今の自分、自分らしく生きていないほとんどの日本人。一体、地球はどうなってて、何をしているのだろうと不思議に思った感覚。
「今を生きる」感覚はあの経験も大きかったな。生きる間、他の誰かにどれだけのことを残せるか。これに生きる自分を再確認できた。

本を貸してくれた友人に感謝!



<心が動いた表現、文章>

・人を救うということは、自らが力を持つということなのだろうか。自らを磨くということなのだろうか。

・僕らは近い将来、社会人になる。
いったい、僕たちはどんな大人になって、誰を愛し、どんな人生を送るのだろうか。
今すぐに答えなんて出さなくたっていい。
日々を無駄にすることなく、今を思いっきり楽しめばそれだけでもいいような気がした。

・本当はいつも目の前にある「普通」に感謝して生きれていけたら最高だろうなと思った。

・もうキレイな自分はあきらめよう。欲望にまみれながら僕は生きている。だったら僕は間違ったならそれを正して、人に嫌な思いをさせたなら謝って、何かを考えながら、いい人と悪い人を行ったり来たりしながら素直に生きていけばいい。

・僕はこの人生を思いっきり生きてやります。自分が死んだときに「あーいい人生だった」と思えるように、今を、この瞬間を思いっきり生きてやります。

0
2013年04月02日

Posted by ブクログ

向井理主演で映画化もされたノンフィクション。

どこにでもいるフツーの大学生が仲間を集め、150万円でカンボジアに学校を建てる…。

150万円の集め方は六本木や渋谷のクラブイベントだし、
きっかけも退屈な日常を変えてやりたいという、現代的な、自己チューといえば自己チューな始まり。

地雷、ゴミ山での生活、売春宿、エイズ…。
カンボジアの深刻な現実をこの目で見てショックを受けても、
帰国してからマザー・テレサのような人に生まれ変われるわけでもなく、
ダメダメな時もあったり…。

あまりにも嘘が無いです。ホンネです。笑っちゃいます。「何やってんのさ…」と思わず苦笑いしちゃいます。

でも、そんなフツーの男の子がやり遂げちゃったんです。

たとえ、それで世界を変えることができなくても。

0
2013年02月27日

Posted by ブクログ

医学生の実話。カンボジアに学校を建てた。わたしも同じ医学生だった。
もっとむかしの私ならば、悔しいとか思ったかもしれないけど、でもわたしもわたしできっとなにかできるって、そう今は思ってるから。
人の前に出てなにかを作ったり語ったりするのはほんとに勇気がいるけど、それを乗り越えてしまう若さというのは、ほんとに貴重だと思います。
そういう勢いみたいなものは少しずつ減ってるかもしれないなー

0
2013年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまり量がないのですんなり読めた。
ボランティアボランティアとは言いつつ一方では私欲に走る部分なんて、素直で人間らしくてウソがない感じがした。
彼がカンボジアに興味を持つこと足を運ぶことからすべてが始まっており、それが彼の人生観を変えたんですね。
自分もそういう経験してみたい。一歩踏み出してチャレンジしてみよう。

0
2012年10月30日

Posted by ブクログ

世界を変えることは出来ないかもしれないけど、子供たちにいろんな世界をみせてあげることが出来る。
これって教育の一番大事なことだと思う。
何かの小さなきっかけが誰かの世界を変えていくのだと思う。

0
2012年10月05日

Posted by ブクログ

私も大学生。なんでもない、ふつうの生活を送ってる。
そんな毎日の自分に必ずしも満足できていない。でも、大したことはできない。
ただ、それでも人とは違う「何か」は、やればデキるかもしれない...
だとしたら、”何かやりたい!”...そんな熱い気持ちを与えてくれる一冊です。

0
2015年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

成したことも素晴らしいけれど、そもそも始めるきっかけ、一歩踏み出す気持ちが大切であることがよくわかった。
著者も、自分が普通で、特別な人間ではないこと強調している。でも、きっかけを逃さなかったこと、それを貫いた行動力と信念、その活動が現在も続いていること。尊敬する。
何事も情報を集め、よく検討してから実行する性格で、「奉仕」とか、「愛」だとか、そんな言葉が恥ずかしい私にとって、とても羨ましかった。

「これが自己満足でも、偽善でも何でもいい。~日々を「なんだかなぁ」と思いながら過ごすのはやめにしました。グダグダ言う前に僕は行動してやります。~」

0
2021年09月12日

Posted by ブクログ

カンボジアに150万円で小学校を建てる。
医大生たちのノンフィクション。

ポリシーにとらわれて、動きが遅くなるくらいなら、
フットワーク軽く、行動し続けることが大事
というのがよくわかる。

自分たちなりに、自分たちのやり方で目標を達成するというのが、素晴らしい

自分が何者か、自己実現したい
いうような若もの特有の、「自分」に重点が置かれているのが内容と「人の為」というテーマと違和感もあるけど、
ボランティアや人の為に動いている人たちにも、きれいごとではない生活もあり、筆者はその部分も含めてさらけ出したのだと思う。それは筆者の誠意なのだと思う。
でも風俗とかの描写までは特に必要ないかな。

最後に小学校の開会式にあつまってくれたカンボジアの人たち、その熱意が写真から伝わってくる。
なによりも、そこに厳然として、小学校が立ったことに価値がある。

何はともあれアウトプットする。それが人のためになる。
という素晴らしさ。

継続することも大変そうだなとも思うけど、この行動し続けることが解決策になるだろう。

0
2021年05月03日

Posted by ブクログ

The boys have a lot of energy!!! It was easy to read and I had fun. Thanks to this book, my report is very nicely done!

0
2020年08月10日

Posted by ブクログ

大学生がカンボジアに150万円で小学校を建てる話。内容は面白いが、普通の人が書いているので、読み物としてはあまり面白くない。でも、とても大事なことや、良いことを考えている作者だなと思った。内容は良い。

0
2015年01月28日

Posted by ブクログ

本も映画も是非見てほしい。特に映画のポルポト政権の話は、非常に勉強になると思う。今の日本は平和でこれからも、「戦争」のような事態になることはないのだろうけど、だからといって世界のどこかで起きている「事態」に目を開かない理由にはならないと思う。同じ人間である。学校をつくることとその葛藤もありのまま書かれている点もよかった。

0
2013年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画の予告をみて、どのような内容か気になり。
読破しました。

タイトルから、なんとなく大筋は読めていたのですが、
「やるしかない」と腹をくくったパワーには圧倒されました。
(そこらへんはわざと?かっこ悪く書いてあるのですが)

自分の仕事とどちらが役立っているのかなーと
考えさせられました。

0
2024年02月17日

「ノンフィクション」ランキング