【感想・ネタバレ】幻日のレビュー

あらすじ

九州キリシタン王国建国は、目前だった! 一揆軍の総大将・天草四郎は、天正遣欧使節・千々石ミゲルの息子だった。そして幕府軍を震撼させた長崎要塞化計画とは――ほとんど取り上げられることのなかった文献をもとに、日本史上最大の一揆といわれる島原の乱を大胆な推理で活写する、著者渾身の長編歴史小説。

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Posted by ブクログ

市川森一さんの最後の小説です。島原、天草の一揆と弾圧されたキリシタンとが一緒になった島原の乱、天草四郎の生い立ちなどよくわかりました。市川さんがキリスト教徒だからでしょうか、乱を起こしたキリシタンにも、それを追討する幕府の上使にもどちらにも愛情をもって書かれています。

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2012年06月05日

Posted by ブクログ

たくさんの史料を読み込んで構成されているだけに、
異聞ながらも史実からは離れず、面白いお話に仕上がっていました…。

脚本家さんらしく、キャラクターの設定や動き、台詞がはまっており、
天草四郎を、単に美しきヒーローとして描いていない点がいい感じの要素に…。

歴史にifはありませんが、
し、長崎が奪還されていたとしたならば…、どぅなっていたんでしょうか…。

ただ、キリスト教についてあれこれ言ぅつもりはまったくありませんが…、
殉教の考え方だけは…、やっぱり理解できないし、支持もできないなぁ~。

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2011年10月26日

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