あらすじ
発想法、事業計画立案、マインドセット、ビジョン、組織と人材のマネジメント、ファイナンス戦略……。「アタッカーズ・ビジネススクール」シリーズ(2003年までに5点)の人気講義を高い密度で集約。起業を本気で志す人のための最初の1冊。
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Posted by ブクログ
ベンチャーを起業するためのスキルを確認できた。いくつか新たに勉強になったキーワードを残しておく。経営の7S:SharedValue(価値観)、Strategy(戦略)、Structure(組織構造)、System(制度)、Skills(知識・技能)、Staff(人材)、Style(経営スタイル、会社の持つ文化)。顧客インタビューで明らかにスべきポイント:顧客の購買意思決定プロセスの5W1Hを詳しく見る(KBFは何か)、満たされていないニーズとターゲット顧客を見つける、満たされていないニーズを満たす製品とサービスを検討する、そのような製品やサービスが実現すればいくらくらい払ってくれそうかを探る。竹内先生の寄稿あり。小川政信先生、住宅用集中ロックの話。ビジョンの実現、「ホークアイ」を持っているものが事業に成功する。人生と生きる意味。インターネットも受入れる、大自然に咲く花達。コア人材はロジカルシンキングは必須。1)頭が良い、2)コミュニュケーション欲求が高い、3)問題意識があり常に「何かおかしい」という考えを持っている。評価について、その人の成果によって「絶対的にいくらで報いるか」。給料が上がる→去年より多くの成果を出しているということ。プロトタイプをつくれ!最初に1つ成功させプロトタイプを作り上げて拡大していく。
Posted by ブクログ
□距離・時間距離・料金距離
東京-大阪は距離では550km、時間距離では1時間。この時間は東京-八王子間とそれほど変わらない。
東京-ニューヨークの往復34,000円、東京-札幌の往復32,000円。
□仮説思考
自ら仮説を組み立てて、定量的に分析したり目や耳で確かめていく。
仮に間違っていたとしても、元に戻って仮設を組み立てなおす。
このサイクルをどれだけ頭の中、行動の中で繰り返しやっていけるか。
□経営の7s(会社を経営することはこの7Sをデザインすること)
Shared Value:価値観:経営理念等、社員の行動を規定する価値観。会社の存在意義。
Strategy:戦略:持続的な競争優位を築くための具体的施策
Structure:組織構造:会社の組織の形
System:システム:会社運営の仕組みやルール
Skills:スキル:社員や組織が持つ特徴的な能力・技能
Style:人材:社員の人材の特徴
Staff:スタイル:会社の持つ文化的風土
□事業アイデアのチェックポイント
顧客は明確か。どんな満たされないニーズを持っているのか。
競合を評価しているか。差別化ポイントを明確か。
成功のカギであるコアスキルとこれを獲得する方法は明確か。
会社の持つ価値観・存在意義は何か。
技術動向やグローバルな動きが考慮されているか。特に情報革命。
具体的なオペレーションが描け、そして収益の数字にリンクしているか。
全体としてキャッシュフローがまわるようなシナリオが描けるか。
□コアコンピテンスとアンフェア・アドバンテージ
特許やブランドはアンフェア・アドバンテージの例。
取引先を良く知っている、縁故の関係にあるのもアンフェア・アドバンテージ。
事業をやっていく上では他者が真似できない強みを持つと強い。
ベンチャーはファーストムーバー・アドバンテージを避けたほうが良い。
□事業計画書アウトライン
[トップ]カバーページ、目次、エグゼクティブサマリー
[ボディ]ミッション・事業ビジョン・事業概要、製品・サービス、
市場の状況、競合情報、事業目標・事業戦略、マーケティング・販売戦略・販売計画、
マネジメントチーム・会社組織、事業リスク・リスクマネジメント
[財務状況]財務計画・事業収支、資本政策、投資計画、添付資料
□一貫した企業イメージの確立
社外に対してのみではなく、社内に対しても一貫したイメージを確立すること。
これができれば自然と望む人材/顧客がやってくる。
□企業化に必要な資質
1、人とは同じことはしたくないという考え方を持つ。
2、これまでやってきたことが違うと思ったときに きっぱりと捨てられること。
3、いかに多くの変数を見出せるかということ。制約と見るか変数と見るか。