あらすじ
子どもの心と学力を伸ばすための読書活用法
「本を読むのに国語ができない」、そう悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。ではどんな本をどう読めば、読解力がつくのでしょうか。麻布学園の国語教師である著者が、「本を読むのに国語ができない謎」を解き明かし、家庭でできる国語力アップのための読書法を公開します。また、読解力は、勉強のためだけでなく、人が豊かに生きていくために必要な、判断力や思考力のベースにもなります。そんな人間力を育むためにおすすめの、170冊のブックリスト付きです。
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Posted by ブクログ
麻布の橋本先生の本と共通していたのは、
やはり読書は大切ということ。
教科書を書き写すことも。
こちらは小学生対象だったので、少し優しかったけど、
基本は一緒だとわかったし、
小さいときから読書を親しむのは大切だと、あらためて思った。
巻末におすすめの本のリストが載ってて、それもとても良かった。
Posted by ブクログ
読解力とは何か?明確な解答が得られました。
"読解力とは、本を読んで書かれている内容を理解し、また、行間から書き手の言いたいことをくみ取る力です。つまり、書き手というひとりの人間と向き合えるかどうかであり、コミュニケーションの力にも通じます。"
Posted by ブクログ
このところ「子どもからどうやって読書感想をひきだすか」をテーマにいろいろと手に取っている。
そしてこの本!今の私には、かなりど真ん中。
自分が子どもに「読解力」をつけたいか?というと、まだ低学年だし、そこまで望んだわけじゃあない。
でも、この本を読んでいくうちに今、自分がしようとしていることが読解力の種をまくことなのかも?と思い出した。
自分で読むのをいやがり、いつまでも読み聞かせ。。。と内心、心配もしていたけど、それも大丈夫って言ってくれてる。いろいろ意見があるだろうけど、ホッとした。
あまり力まず、良い本を読んであげたい。
「低学年のころから主人公に感情移入しながら読むという読書の経験をたっぷりしておくこと。そして高学年になり、その基盤が整ったところで、さらに”自分ならこうするのに”と、少し批判的な視点を持ってよませていくことです。」
後半の高学年むけ?のテストなどはそのうち再読したい。
試験文をうっかり読んでしまって、「杜子春」いいなあ、絵本でないかな。。
巻末の本棚は圧巻!どれもこれも懐かしくて震えた。
江戸川乱歩も読ませていいの!?少年探偵団シリーズ、実家から持ってこよう!とか。アルセーヌ・ルパン、ほれたなあーとか。アン、ジェーン、三銃士。うっとりする。子どもと語れる日がくるのかなあ。
「親子で本のないようについて楽しく語り合ってみてください。そして、そんなやりとりを繰り返す中で、自然と”ぼくはこう思うな”などという、子どもなりの視点が育っていくのです。」
「親子で学習するときの鉄則は、”叱らない”」
「そもそも宿題ではない自宅学習に取り組んでいるのですから、それだけでもほめてあげるべきなのです。」
1)教科書をまるまる書き写す
2)物語を400字にまとめる
・まずは内容を言葉で説明させる
・まとめて説明させる
・5W1H「ダレが、なにを、いつ、どこで、どのように」で要約させる
「要約のコツは物語の盛り上がり部分を見極めて、そこにボリュームを置いてまとめること」
「こどもによってはとくに気に入ったエピソードがあればそこははずせないでしょうし、主人公への思い入れも深かったりします。それはそれでいいのです。」
「この学習で大切なことは、ストーリー全体を見渡せる能力をそだてることと、言いたいことをより短い言葉で表す工夫をこらせるようになることです。」
「とにかく子どもの能力を信じること。すべてはここから始まります。」
「”何があろうと大丈夫。この子はちゃんとできるようになるはずだ”という思いと、”どうして間違えたのか”という具体的な検証の努力が合わさったとき、子どもは伸び始めるのです」
Posted by ブクログ
小さい頃は物語を、大きくなったら小説を読もう
その通りだと思う。
いわゆる「お勉強」は受験目前で十分だし、真の教養はやはり身になる読書が一番。当たり前のことしか書いてないが、子どもの教育に熱中しすぎてつい、当たり前のことを忘れてしまった時などに読むとよいかも。
巻末のおすすめ170冊リストもよい
Posted by ブクログ
麻布学園国語科教諭の、PTA対象に書かれたと思われる本。家庭での本の読ませ方、読ませた後にどうするかなど書かれているが、なんとなーく教育者くさいかんじ。教師だから仕方ないけど。