あらすじ
「努力するのに成果が上がらない人」と「余裕を持ちながら大きな成果を上げる人」の違いはレバレッジの考え方にあった。必要なのは「労力」「時間」「知識」「人脈」の4分野への自己投資。スポーツ・経営・投資・脳科学の方法論をベースに自己啓発に応用した仕事術を紹介する。訓練不要で誰にでも実践できるノーリスクのシンプルな方法論。
『レバレッジ・リーディング』のヒットで自己啓発ブームをリードする本田直之のシリーズ第2作目。
※本書は、2007年7月に東洋経済新報社より刊行された『レバレッジ・シンキング』を電子書籍化したものです。
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Posted by ブクログ
「レバレッジシリーズ 思考の書」
本田直之先生のレバレッジシリーズ,思考の書.
本書では,DMWL(Doing More With Less)をキーワードに,自身をビジネスにおける資本(お金)の投資と捉え,効率的な投資を行うことを目指す.
これらは,「労力資産」「時間資産」「知識資産」「人脈資産」として大別される.
仕事は目の前にある仕事を終了させることで充分ではない.経営では,利潤の一部を自己投資することで事業を拡大するのと同様に,仕事においても必ず自己への投資を行い,不労所得を少しずつ積み重ねていくことが肝要である.
・専門的な知識や教養を読書などを通して「前例」を蓄積すること
・うまくいった仕事を,次は労せず行えるように「仕組み化」すること
・積極的に他者へコントリビュートし,「使える」人脈を形成すること.
などが,蓄積すべき「個人の資本」( パーソナルキャピタル ) となる.
DMWLによって蓄積できるパーソナルキャピタルは,不労所得として次なる仕事を終わらせるための資本と成り得る.つまり,DMWLはDMWLを生み,さらなるDMWLの蓄積を促す非線形現象である.
DMWLを実践するには,
・「俯瞰逆算思考」
・「KSF( Key Success Factor )を見極める」
・「習慣化・無意識化・仕組み化」
に鍵あり.
Posted by ブクログ
4つのパーソナルキャピタル
労力資産、時間資産、知識資産、人脈資産
成果が上がるから余裕時間ができるようになる
パーソナルキャピタル✖️マインド=成果
キーサクセスファクターを見つけ出す
マニュアルの本来の目的は一定の仕事レベルにまで全てのスタッフの能力を引き上げること。
仕組み化し、それ以外のことに頭を使う
始める前にどうすればよいか最短距離を考えて効率的に行動する
知識労働社会では時間をかけるほど成果につながる仕事はほとんどなく、実際にはある程度のレベルにまで到達するがその後は一定。
まずゴールを決め、逆算思考でタスクを決める。
時間割をつくってブロックして自己投資の時間を決めてしまえば残った時間で仕事しようという発想になる。
まず体を起こす→カーテンあける→顔を洗う→脳が目覚める
ノウハウ=有効な時間の使い方
自分に似たタイプの人のやり方を参考にする
本を読み、共通言語を持って会議に参加するのでベクトルがぶれずに質の高い話し合いができる。
会を主催するときはセグメンテーションと参加者全員のメリットが大切
Posted by ブクログ
ビジネスでうまくいっている人は、スポーツ選手のように絶えずトレーニング=自己投資をしている。
ゴールを定め、「しないこと」を見つけよ
ゴールを明確に描く最大のメリットは、選択力が身につくこと。自分にとって何が大切で、何が大切でないかがわかるようになります。余計なことをしなくなり、時間、労力、お金の無駄がなくなります。ゴールを明確に描きそれを意識していると、ゴールを目指すために必要なものが目に付くようになります。機会はだれにでも均等にあり、成功するかどうかは、それを見つけられるかどうかで決まります。
どうすれば少ない労力で大きな成果を上げることができるのか、その一つは、マニュアル化、フォーマット化などの「仕組み化」です。一度構築すれば、次回から行動する際は、毎回一から考えずに済みます。二つ目は、いちいち考えなくても行動でき、継続しやすくなる「無意識化・習慣化」です。三つ目は、成果に結び付くにはどうしたらよいかを見極めるKSF(キー・サクセス・ファクター)です。最後に、二毛作、言葉のレバレッジ、エクササイズのレバレッジなどがあります。
さあ、自分の人生にレバレッジをかけたいと思っているあなた、この本を是非、お手にとってみてください。